今日は気温18度、乾燥した晴れの中での作業となりました。主な作業はハスの植替えでしたが、他にも藻とりと道路まわりの整備を行いました。
クラウドファンディングによる皆様のご支援のおかげで、8枡(マス)のハスの植替えをすることになりました!
植替え作業に入ったハスは8品種です。
立田蓮、検見川蓮、極楽寺蓮、浄台蓮、舞妃蓮、大酒錦、通糸蓮、紅黄蝶
ハス品種見本園で植替えを行うときの作業工程は、主に6つです。
1.水抜き
2.泥の掻き出しと蓮根の取り出し
3.客土の搬入
4.水張り
5.肥料の搬入
6.蓮根の植つけ
下の写真は、極楽寺蓮の水抜きの様子です。
泥の掻き出しには、まず重機で枡の中心の泥をすくい出します。
すくい出した泥は、どんどんトラックで見本園のそばの穴に持ち出します。
次に、数人がかりで枡に入って蓮根を取り出します。
蓮根は枡の内壁に沿ってグルグルと巻きながら成長します。長い蓮根を壊さず、傷つけないよう取り出すのは、気を使う作業です。
植替えに使える蓮根を選別します。例えば、手前のオレンジがかった蓮根は古くて使えません。
大型のハスの蓮根はやはり大きいですね。
立田蓮の蓮根です。系統保存のためにも、ラベルをつけてまとめておきます。
新しい土と肥料を入れて、水を張りながら重機で土を混ぜる作業も時間がかかりました。
ここまでの準備作業で、夕方5時までかかりました。近日中に実際の植えつけ作業を行う予定です。ボランティアの皆様、泥の中での大変な作業お疲れ様でございました!
なかには、今回10年ぶりに植替えられるハスもあります。ヘドロがたまり、蓮根が腐っていたハスもこれで復活しますように。
下の写真は、3月25日に植替えた大賀蓮の現在の様子です。
4月に入って、見本園ではハスたちが浮葉(うきば)を伸ばしてきました。水の中から巻いて出てきて、赤っぽい葉が開きます。直径10センチ程度、ハスの最初の葉がこの浮葉です。
大空蓮の浮葉です。浮葉のあとは、大きな緑色の葉が次々と伸びてきます。
ハクセキレイが枡の縁にとまって、白い草のようなものをすくって食べていました。
他にはロータリーの奥の道路に落ちた枝葉を取り除きました。
先日、倒れそうになっていて支柱をあてがった一葉(いちよう)が、見事な花を咲かせていました!
となりの御衣黄(ぎょいこう)も、うっすらと黄緑色の花を咲かせています。この桜の名の由来は、花の色が貴族の衣の萌葱色に似ているからだそうです。
活動報告は以上です。
(担当: れい)
あの倒れそうになった一葉が、無事に立派な花を咲かせましたね。ヨカッタ、ヨカッタ