福島原発:４号機 核燃料取り出し完了１年前倒し

福島原発:４号機　核燃料取り出し完了１年前倒し
毎日新聞　2012年12月03日　22時39分

　政府と東京電力は３日、事故を起こした福島第１原発４号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しについて、当初計画を１年早め、１４年末の完了を目指すことを決めた。４号機プールを巡っては、耐震性に対する不安が地元から出ており、取り出し作業の前倒しが必要と判断した。

　東電によると、燃料集合体が２２体入る輸送容器を２個に増やして敷地内の別のプールへの移送を効率化し、作業期間を半分程度に抑える。当初計画より１カ月早い来年１１月中旬に移送を開始できるメドも立ったという。

　４号機プールには、使用済みと未使用を合わせ、計１５３３体の燃料集合体を保管中。東電は１１月に公表したアクションプランで、燃料取り出し作業の加速を宣言していた。【西川拓】
焦ってるな！

福島原発で偽装請負か 雇用主以外の指示が半数

福島原発で偽装請負か　雇用主以外の指示が半数中国新聞

　東京電力が福島第１原発の労働者を対象に偽装請負など違法な労働実態を調べるアンケートを行った結果、作業を指示する会社と、給料を支払う雇用主が「違う」と答えた作業員が約半数に達したことが３日分かった。同原発で偽装請負が横行している可能性が疑われる結果となった。

　尾野昌之
おの・まさゆき
原子力・立地本部長代理は「しっかり受け止めたい。作業員に相談窓口の利用を呼び掛けるほか、東電が元請け企業を監査するなど対策を講じる」としている。

　東電によると、作業員２４２３人のうち、作業を指示する会社と雇用主が異なるとの回答が１１６０人（47・９％）に対し、「同じ」と答えたのは１１７３人（48・４％）だった。

　複数回答可の設問では「現場で他社の監督の指示通りに働け」と求められた作業員が１５８人いたほか、書類に勤務先を記入する際、雇用主を偽るよう要求された人が１２５人いた。

　また雇用主から労働条件を明示した書類を受け取っていない人が、現場監督らも含む全回答者３１８６人中、１１４６人（36・０％）に達し、うち１９８人は口頭での説明も受けていないと答えた。被ばく線量の管理をめぐっては、回答日か前日の自分の線量が「分からない」人は４８１人（15・１％）に上った。

　アンケートは、下請け企業の労働者を対象に９～10月に実施。元請け27社を通じて計３９７４枚の調査票を配布し、約８割を回収した。

近畿大学がメガソーラー建設

近畿大学がメガソーラー建設NHK

近畿大学が、学生の減少を受けて移転した三重県熊野市の高等専門学校の跡地に大規模な太陽光発電施設・メガソーラーの建設を
計画していることがわかりました。メガソーラーの建設が予定されているのは、学生の減少から去年４月に移転した熊野市の近畿大学工業高等専門学校の跡地のうちおよそ4.7ヘクタールです。
大学によりますとメガソーラーの最大出力はおよそ600世帯分の使用電力にあたる2メガワットで、今月着工し来年10月から稼働を始める予定だということです。
学校の跡地は現在、校舎などが利用されないまま残されていて、計画では大学側が跡地の土地を無償で貸し出す代わりに、発電事業者がおよそ2億円と見込まれる校舎の解体費用を始め、ソーラーパネルの設置費用などを負担するということです。
12月03日　12時30分