双葉郡の町村会長が交代NHK
除染で出る廃棄物の中間貯蔵施設をめぐる協議に出席せず、双葉地方町村会の会長職を辞めるよう、ほかの町村長から求められていた双葉町の井戸川克隆町長が、10日、町村会長を辞任しました。
双葉郡の8つの町村でつくる双葉地方町村会は、中間貯蔵施設の建設をめぐって、先月、県と協議し国による現地調査を受け入れることを決めました。
しかし、町村会の会長を務める双葉町の井戸川町長が、国から十分な説明を受けていないことを理由に協議に出席しなかったことから、双葉町以外の自治体が「町村会が組織として機能しなくなる」として、井戸川町長に会長職の辞任を求めていました。
これを受けて、10日、郡山市で町村会の臨時の会合が開かれました。
この中で井戸川町長は会長職の任期を3か月余り残して辞めることを表明し、辞任は了承されました。後任の会長には、副会長をつとめていた広野町の山田基星町長が、新しい副会長には、大熊町の渡辺利綱町長が就任しました。
会長職を辞任した井戸川町長は、「距離の問題などもあり以前から会長職を十分に果たせたかどうかはわからない。いろいろな意見はあったが各町村長に辞任を了承していただいた。双葉郡としての協力体制は変わらないよう各町村長にお願いした」と述べました。
新しい会長に就任した広野町の山田町長は、「衆議院選挙後の政権の枠組みも分からず、町村会がどのように動くかが、非常に大事な時期だ。住民の帰還に向けた状況など自治体ごとの温度差はあるが、それぞれの意見を聞きながら住民が少しでも安心できる方向に進めていきたい」と述べました。
12月10日 22時27分
除染で出る廃棄物の中間貯蔵施設をめぐる協議に出席せず、双葉地方町村会の会長職を辞めるよう、ほかの町村長から求められていた双葉町の井戸川克隆町長が、10日、町村会長を辞任しました。
双葉郡の8つの町村でつくる双葉地方町村会は、中間貯蔵施設の建設をめぐって、先月、県と協議し国による現地調査を受け入れることを決めました。
しかし、町村会の会長を務める双葉町の井戸川町長が、国から十分な説明を受けていないことを理由に協議に出席しなかったことから、双葉町以外の自治体が「町村会が組織として機能しなくなる」として、井戸川町長に会長職の辞任を求めていました。
これを受けて、10日、郡山市で町村会の臨時の会合が開かれました。
この中で井戸川町長は会長職の任期を3か月余り残して辞めることを表明し、辞任は了承されました。後任の会長には、副会長をつとめていた広野町の山田基星町長が、新しい副会長には、大熊町の渡辺利綱町長が就任しました。
会長職を辞任した井戸川町長は、「距離の問題などもあり以前から会長職を十分に果たせたかどうかはわからない。いろいろな意見はあったが各町村長に辞任を了承していただいた。双葉郡としての協力体制は変わらないよう各町村長にお願いした」と述べました。
新しい会長に就任した広野町の山田町長は、「衆議院選挙後の政権の枠組みも分からず、町村会がどのように動くかが、非常に大事な時期だ。住民の帰還に向けた状況など自治体ごとの温度差はあるが、それぞれの意見を聞きながら住民が少しでも安心できる方向に進めていきたい」と述べました。
12月10日 22時27分