原発予定地入会権で控訴
より転載
上関町の原子力発電所の建設計画に反対する住民が、原発の予定地に含まれる土地に住民が共同で使用し管理する権利「入会権」があることの確認を求めていた裁判で、先月26日に山口地方裁判所が原告側の訴えを退けたことを受け、原告側が判決内容を不服として控訴しました。
この裁判は、平成16年、中国電力が原子力発電所の建設用地として地元の神社から買い取った10万平方メートルの山林について、地元に住む竹弘盛三さんが「昔からまきを採ってきた」などとしてその土地に住民が共同して使用し管理する権利「入会権」があるとして、その確認を求めていたものです。
この裁判で、山口地方裁判所は先月26日、原告側の訴えを退ける判決を言い渡していました。
これを受けて原告側は、判決内容を不服として、広島高等裁判所に控訴し、8日、受理されました。控訴について原告団では「土地の利用の実態や歴史的な経緯などから見て、この土地が、入会権のある土地、入会地であることは間違いない。1審の判決は国策に沿う形で出された不当なもので、2審では、1審で否定された点についてしっかりと立証したい」とコメントしています。
01月08日 19時34分NHKニュース
より転載
上関町の原子力発電所の建設計画に反対する住民が、原発の予定地に含まれる土地に住民が共同で使用し管理する権利「入会権」があることの確認を求めていた裁判で、先月26日に山口地方裁判所が原告側の訴えを退けたことを受け、原告側が判決内容を不服として控訴しました。
この裁判は、平成16年、中国電力が原子力発電所の建設用地として地元の神社から買い取った10万平方メートルの山林について、地元に住む竹弘盛三さんが「昔からまきを採ってきた」などとしてその土地に住民が共同して使用し管理する権利「入会権」があるとして、その確認を求めていたものです。
この裁判で、山口地方裁判所は先月26日、原告側の訴えを退ける判決を言い渡していました。
これを受けて原告側は、判決内容を不服として、広島高等裁判所に控訴し、8日、受理されました。控訴について原告団では「土地の利用の実態や歴史的な経緯などから見て、この土地が、入会権のある土地、入会地であることは間違いない。1審の判決は国策に沿う形で出された不当なもので、2審では、1審で否定された点についてしっかりと立証したい」とコメントしています。
01月08日 19時34分NHKニュース