除染の労働環境 改善要求より転載
除染作業にあたる作業員らに一部の業者が手当を適切に支払っていなかった問題で、福島県労連が22日、記者会見を開き、「悪質な労働環境を改善しなければ労働者や作業の質が落ちてしまう」として、国などに対し業者への指導を厳正に行うよう求めました。
原発事故にともなう除染を国が直轄で行っている地域では、作業を受注した企業が作業員に1日1万円の「特殊勤務手当」を支払うことが定められています。
しかし、厚生労働省などの実態調査でこれまでに下請け企業8社が不払いを認めたほか、NHKの取材に対し複数の作業員が手当を適切に受け取っていなかったことを明らかにしています。
この問題を受けて福島県労働組合総連合が22日福島県庁で記者会見を開き、県労連の斎藤富春議長が「悪質な労働環境が続けば労働者や作業の質が落ちてしまう」として、待遇の改善を訴えました。そして、ほかにも作業員から保険に未加入で交通費も払われていないといった相談や、最低賃金ぎりぎりの給料しか支払われていないといった相談が、8件寄せられていることを明かしました。
福島県労連では労働基準監督署や環境省などに対し、労働環境の改善を業者に厳しく指導するよう求めていくことにしています。
01月22日 20時59分 NHK
除染作業にあたる作業員らに一部の業者が手当を適切に支払っていなかった問題で、福島県労連が22日、記者会見を開き、「悪質な労働環境を改善しなければ労働者や作業の質が落ちてしまう」として、国などに対し業者への指導を厳正に行うよう求めました。
原発事故にともなう除染を国が直轄で行っている地域では、作業を受注した企業が作業員に1日1万円の「特殊勤務手当」を支払うことが定められています。
しかし、厚生労働省などの実態調査でこれまでに下請け企業8社が不払いを認めたほか、NHKの取材に対し複数の作業員が手当を適切に受け取っていなかったことを明らかにしています。
この問題を受けて福島県労働組合総連合が22日福島県庁で記者会見を開き、県労連の斎藤富春議長が「悪質な労働環境が続けば労働者や作業の質が落ちてしまう」として、待遇の改善を訴えました。そして、ほかにも作業員から保険に未加入で交通費も払われていないといった相談や、最低賃金ぎりぎりの給料しか支払われていないといった相談が、8件寄せられていることを明かしました。
福島県労連では労働基準監督署や環境省などに対し、労働環境の改善を業者に厳しく指導するよう求めていくことにしています。
01月22日 20時59分 NHK