島根原発で原子力防災訓練 NHK
松江市にある中国電力・島根原子力発電所での事故を想定して、原発から30キロ圏外への住民の避難などを盛り込んだ大規模な訓練が行われました。
訓練は送電線のトラブルによって島根原発2号機ですべての電源が失われ、原子炉を冷却できなくなった事故を想定して、午前7時から始まりました。
島根・鳥取両県の自治体や警察、それに消防など90の機関や住民、あわせておよそ3800人が参加して、住民の避難や放射線量のモニタリング、それに、関係機関による連絡体制などの手順を確認しました。
今回の訓練では国の原子力規制委員会が原子力災害の際、避難などの対象となる範囲を原発から30キロ圏内に拡大したことを受けて、初めて両県の6つの市の住民を原発から30キロ圏外に避難させました。
このうち、原発から5キロ圏内にあり、事故が起きた際に直ちに避難の対象となる松江市鹿島町では、(かしまT)中学生を含むおよそ165人が去年11月に島根県が策定した広域的な避難計画に沿って、西へおよそ50キロ離れた大田市にバスで避難しました。
また、福島第一原発の事故の際に、自力での避難が難しい病院の入院患者や福祉施設の入所者が一時、孤立するケースが相次いだことを教訓に、初めて介護老人福祉施設の避難訓練も行われました。
参加した各機関は訓練を通じて、広域的な避難計画の課題や実効性を検証することにしています。
01月26日 12時23分
松江市にある中国電力・島根原子力発電所での事故を想定して、原発から30キロ圏外への住民の避難などを盛り込んだ大規模な訓練が行われました。
訓練は送電線のトラブルによって島根原発2号機ですべての電源が失われ、原子炉を冷却できなくなった事故を想定して、午前7時から始まりました。
島根・鳥取両県の自治体や警察、それに消防など90の機関や住民、あわせておよそ3800人が参加して、住民の避難や放射線量のモニタリング、それに、関係機関による連絡体制などの手順を確認しました。
今回の訓練では国の原子力規制委員会が原子力災害の際、避難などの対象となる範囲を原発から30キロ圏内に拡大したことを受けて、初めて両県の6つの市の住民を原発から30キロ圏外に避難させました。
このうち、原発から5キロ圏内にあり、事故が起きた際に直ちに避難の対象となる松江市鹿島町では、(かしまT)中学生を含むおよそ165人が去年11月に島根県が策定した広域的な避難計画に沿って、西へおよそ50キロ離れた大田市にバスで避難しました。
また、福島第一原発の事故の際に、自力での避難が難しい病院の入院患者や福祉施設の入所者が一時、孤立するケースが相次いだことを教訓に、初めて介護老人福祉施設の避難訓練も行われました。
参加した各機関は訓練を通じて、広域的な避難計画の課題や実効性を検証することにしています。
01月26日 12時23分