汚染水が土壌に浸透か 地下水からベータ線を出す放射性物質
Posted 9月 8th 2013BRANNET
福島第1原発のタンクにおける水漏れについて、東電が汚染水が土壌に浸透し、地下水に混じっている可能性があると報告した。
[時事ドットコム]
東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから放射能汚染水が大量に漏れた問題で、東電は5日、タンク南側の観測用井戸で4日に採取した地下水からストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレル検出されたと発表した。東電は「汚染水が土壌に浸透し、地下水に混じっている可能性がある」と説明している。
[東京電力]
平成25年9月7日
H4エリアタンク周辺に設置した観測孔(E-2:漏えいが発生したH4エリアグループNo.5タンクのある堰の南側)について、9月5日に採取した水の全ベータの分析を実施しました。
<観測孔:E-2>
・9月5日採取分:全ベータ 330 Bq/L
今回採取した水の全ベータの値(330Bq/L)は、9月4日に採取した同観測孔の水の全ベータの値(650 Bq/L)と比較して、約2分の1でした。今後も分析を継続し、傾向の監視を行ってまいります。