9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  <アメリカのイスラエル・パワー> ジェームス・ペトラス 著 2007年 8月 その2

2018年12月25日 | 日記
とあるスナックで

小林
アメリカでさえ、イスラエルのことを批判するのはタブーだということでしょうか。
P-39


フォックス・ニュースは連邦捜査官から多くの機密文書を入手した。彼らはおそらく、イスラエルのスパイ活動を隠微しようとする米国政府の首脳陣に失望したのだろう。カール・キャメロンによって明るみに出されたこれらの文書は、米国におけるイスラエルの大規模かつ長期的なスパイ活動に関する秘密調査により、9月11日以前にも140人のイスラエル人が逮捕・勾留されていたことをしめしていた。彼らの逮捕については、活字媒体でも電子媒体でもいっさい報じられず、大統領も議会の指導者も、誰も米国でのイスラエルの継続的なスパイ活動については口にしなかった。

機密文書は、捜査官の言う「国中の市町村で起きた何百件もの事件」がイスラエルによる組織的な情報収集活動である可能性を示唆していた。フォックス・ニュースで取り上げられた連邦文書によれば、イスラエルのスパイは軍用基地、麻薬取締局、連邦捜査局、国税局、入国帰化局、環境保護庁、米国警察庁といった多くの政府機関、さらには警察職員や情報部員の秘密オフィスや電話帳にのっていない自宅までをも標的にし、潜入していたという。同じく取り上げられた政府説明責任局(米国議会の調査機関)の文書では、イスラエルが「A国」と表現され、「A国政府は米国に対してどの同盟国よりも積極的なスパイ活動を行っている」とされていた。ある国防情報局の報告書によれば、イスラエルは「情報を貪欲に求めている。(中略)彼らは軍事的・産業的テクノロジーを積極的に収集し、米国をもっとも重視している」。

カール・キャメロンのフォックス・ニュース・レポートは、フォックス・ニュースのインターネット・サイトで2001年12月(12日)に一時掲載された後、削除された。続報もなく、誤りがあった場合のような正式な訂正や謝罪もなかった。新聞もこの重大なスパイ事件については報じなかった。マスコミのユダヤ系有力者が関与していたのは間違いない。しかし、直接的な「圧力」よりも重大なのは、イスラエルという覇権国がメディアと政治的指導者を「説得」あるいは「脅迫」し、イスラエルの諜報活動についての報道を慎重に制限させていたということだ。

イスラエルの工作員がときに逮捕や尋問、追放の危険にさらされる一方で、イスラエルやその担当大臣はけっして公に非難されることがない。また、米国大使を形式的に一時引き上げるといった外国的な反発も示されない。イスラエルに対する米国の態度にもっとも近いのは、貧しく依存的な第三世界の国々が米国のスパイ活動に対して取る態度である。そうした状況では、従順な指導者は目立った工作員の一部を牽制するように、大使にこっそりお願いするのである。(コー注:これじゃ日本のアメリカに対する情けない態度と同じじゃないかい)


コー
そして Pー43には、こう書いてある。


国外居住者が帝国の権力に影響を与えようとする現象は、ユダヤ人に限ったものではない。マイアミにいるキューバの亡命者も民主党・共和党両党に大きな影響をおよぼしている。しかし、それが継続的な覇権関係の確立、つまり、帝国としての米国が一地域大国のイスラエルに金を払い、その国外植民者の盲目的シオニズムに支配され、彼らに代わって侵略戦争を始めるといった関係につながった例はない


P-48

米国には、イスラエルという金利生活者国家の経済を支えるための基本的財源が4つある。

1・裕福なユダヤ人献金者や統制のとれた有力資金調達組織

2・米国政府ーーーー議会と行政府

3・ニューヨーク・タイムズ紙をはじめとするマスコミ、ハリウッド、および主要テレビ・ネットワーク

4・労働組合の有力者や年金基金の幹部

P-48には、


しかも、親イスラルのユダヤ人たちは、米国経済の金融、政治、知的職業、学問、不動産、保険、マスコミといった分野で代表的な地位にある。つまり、
ユダヤ人はいずれの分野においても少数派であるにもかかわらず、集団として機能することで、不釣り合いに大きな権力や影響力を手にしている。彼らはある一つの課題のために活動する組織である。その活動とはもちろん、米国の中東政策であり、とくに米国政府がイスラエルに巨額の軍事的、政治的、財政的支援を無条件かつ継続的に行うようにすることである
彼らは権力構造におけるその戦略的な地位を利用して、政策に影響を与えたり、反イスラエル的な解説者や意見を報道機関や政治機構から排除したりすることができる
。(コー注:もちろん学会からもだろう)



小林
アメリカのことを第一に考えるんだといって当選した、トランプ大統領は、このユダヤ勢力とぶつかるんではないんですか?


コー
もう戦っているんじゃないだろうか。シリアからの撤退ということはそういうことだと思う。シリアとロシアが歓迎するということは、イスラエルは反対ということだと思う。

これからの世界は複雑になってくるんだと思う。

敵、味方が簡単に決められなく、入り乱れてくるんだと思う、日本の戦国時代のように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする