とあるスナックで
ママ
コーさんたら、またブツブツ言ちゃってるわ。
コー
ブツブツーーーーーー。
「おい、銀行屋調子はどうだい」
「殿、順調ですよ。着々と作戦は進んでいますよ」
「ウクライナは、ロシアへの攻撃はうまくいっているかい」
「はい、これからですね、本格的な攻撃は。またまたロシア人の頭から湯気を出せて見せますよ。そのうち頭にきて、暴れまくりますよ、闘牛場の牛みたいに。いま興奮させているところですね。そのための日本とNATOの接近なんです。日本が攻撃されたからと言って、ヨーロッパ人が日本まで助けに行くもんですか、ばかばかしい。これはロシアを怒らせるための作戦ですよ。そして日本の憲法を変えさせるための作戦ですよ。なにしろ日本の憲法を変えて戦争ができるようにしないと、我々の得意の偽旗作戦もできないんですよ。」
「そうか、中国と日本を戦わせないと、大きな戦争にならないからな。」
「そうなんです。我々が計画をしているのは紛争ではないんです。本格的な戦争なんです。だからしっかりとした準備が必要なんです。まず日本がいつでも戦争ができる国にするわけです。そして中国と日本を戦わせるわけです。最初は日本が負けなければならないんです。まず沖縄の先にある島々を中国軍に占領させるわけです。そうすれば世界も中国が悪いとなるわけです。」
「なるほど、なるほど。だから世界一の日本の戦闘機乗りの二人をやったわけだ。そして宮古島沖で、日本の指揮官を殺したわけだ。」
「殿、ちと声が高すぎます。そうなんです。強い自衛隊ではまずいんです、負けてもらわないと。次の作戦がやりづらいんですよ。」
「そうかそうか、ところで北のミサイルはどうかね、効果はあったかね。」
「はい、今それを分析しているところです。次はどこに打ちこむか、ですね。それと今回のは、中国に対しても、なんです。オイ中国よ、あまり勝手な真似はするなよということなんです。北のミサイルはいつだって、北京を狙えるんだぞということなんです。」
「ところで次はどこにぶち込むんだ。」
「次は日本海の日本の原発の目の前に打ち込みましょうか。」
「それはおもしろいな。見ものだ。たのむぞ、期待しているからな。」
「はい殿、わかりました。期待しておいてください。かならず日本の憲法を変えて見せます、そこからですからね。」
ブツブツブツーーーーー。
小林
ママ、今夜も任せてください。ちゃんと送っていきますから。
ママ
いつもいつも大変ね。お願いしますよ。