とあるスナックで
コー
ではどんどん読んでいこう。
P-142
「誰もが胎児のとき母親の胎内で、自分の尿を飲んでいた」
腎臓は、血液の成分を調整、すなわちろ過・生成して尿をつくり、調整された血液が身体のすみずみを循環して、身体の組織が一定の組成や性質、機能を保つための大切な役割を果たしています。
そして注目されることは、尿を、本人が好むと好まざるとにかかわらず、述べたように腎臓内で再吸収しているという生理機能があるという事実です。
つまり、一度ろ過された尿を再三繰り返して血液中に取り込んでいるのです。いいかえれば、誰もが腎臓で自分の尿を飲んでいるともいえるのです。
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もう一つ、私たちが胎児として母親の体内にいるときに、自分の尿を飲んでいます。このことは尿は無害であるという証拠でしょう。
胎児が母親の胎内の羊水の中にいるときに、尿を羊水の中にそのまま排泄しています。その羊水を胎児は飲んでいるのですが、そのために胎児にとって何か身体的に不都合なことが起きることはまったくありません。逆に胎児が体内で自己尿の排出・吸飲が悪い場合に、往々にして奇形となることが多いのです。
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小林
いやー、驚きですね。
尿飲料とは、母親の胎内にいるときと、同じことをしているという事だったんですね。