9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <暗号通貨>について その2

2018年02月02日 | 日記
とあるスナックで

小林
コーさん、コインチェックの被害額は、580円億円という事だったみたいですね。


コー
まったくすごい額だな。盗む方はすごい時間かけて準備したんだろうな。どっかの国の映画監督が映画にしそうな題材だと思うけど、映画にならないかな、出来たら見てみたいもんだ。580億円、ドルになおすと、えーと、約5億2千万ドルか。想像もつかないな。


小林
ところで暗号通貨には、二種類の違いがあるということですね。野口悠紀雄の本、<ブロックチェーン革命>の<はじめに>に書かれていますね。

ところが、この2年の間に、世界は大きく変わってしまったのだ。
「仮想通貨革命」を書いた時に、「現在では夢のような話にすぎない」として紹介したことが、いまは実際に動いている(これは「ビットコイン2.0」といわれるものである。これについては、本書の第9章、第10章で説明している)。変化は予想以上に急速だ。

ブロックチェーン導入の取り組みが進んでいるとのニュースが外国から入ってくるため、日本でも、この1年程度の間に、状況が大きく変わった。特に金融業では、この技術の導入に向かって雪崩現象が起きている。日本も第二段階に入ったようだ。

「黒船」というのはあまりにも言い古された表現だが、「黒船が水平線上に姿を表し、太平の眠りを覚まそうとしている」と人々が認識し始めたのは間違いない(黒船というよりは、宇宙のどこかからやってきたエイリアンに喩えるほうが(たとえる)適切だと、私は思っている)。
ただ、社会全体の認識はまだ低い。当然のことだが、あまりに革新的なので、理解されていない。つまり、まだ第3段階には至っていない。

また、第2段階に特有の現象として、混同がある。
いま金融の世界では、フィンテックと呼ばれる技術革新が話題を集めている。これは、第5章で説明するように、モバイル決済や、インターネットを通じる資金調達などの新しいサービスだ。日本では、フィンテックに対する関心は、異常ともいえるほど高まっており、「フィンテック」という言葉は流行語になっている。

金融の世界に大きな変化が起きているのは事実だ。しかし、さまざまなものが同時に進行しているので、どれが重要でどれが重要でないかが、認識されていない。具体的には、在来技術型のフィンテックと、ブロックチェーン技術利用型のフィンテックがまったく異なる次元のものであることが、正しく理解されていない。革命を起こすのは、前者ではなく、後者だ(この区別については、第1章の4で述べる)。

私は、ブロックチェーン以外のフィンテックを否定するものではない。それらは、生活を便利にするだろう。しかし、それらは、パラダイムの変革をもたらすような技術革新ではないのだ。

また、ブロックチェーンには、2つの異質なものがある(第3章の2で説明するパブリック・ブロックチェーンとプライベート・ブロックチェーン)。これらの間には大きな違いがあるのだが、そのことは、ほとんど意識されていない。



コー
この違いは、天と地の違いだな。



小林
「玉蔵」さんは、わかっているんですね。

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