上の続きです。
本日(11月30日)、またも宙組さんに関して、衝撃的な公式発表がありました。
つまり、現在の宙組トップ娘役・星風まどかちゃんは、退団ではなく、専科に移動し、次期宙組トップ娘役には、潤花ちゃんがなる、ということのようです。
そして、宙組さん、6月から9月までの大劇場公演、東宝公演が発表されましたが、真風さんの退団は、発表されておりません。
しかも、演目が微妙なんです。以下、引用です。
稀代の名探偵、シャーロック。その宿敵となるジェームズ・モリアーティ教授。ただ一人、シャーロックの心を動かした「あの女」、アイリーン・アドラー・・・
「罪を追う者」。 「罪に生きる者」。 そして、「罪を背負う者」・・・
「罪」によって分かち難く結ばれた三人のキャラクターの描き出す幾何学模様(トライアングル・インフェルノ)!
シャーロック・ホームズが真風さん、アイリーン・アドラーが潤花ちゃん、まではわかるんですが、ジェームズ・モリアーティ教授がキキちゃん???
「憂国のモリアーティ」のウィリアム・ジェームズ・モリアーティだと、キキちゃん、とても似合うのですが。
TVアニメ「憂国のモリアーティ」PV第1弾
しかし、原作によせるとなると、こんな感じなんです。
私、テレビで見た覚えがあるんですが、とてもキキちゃんに似合う役とは、思えませんでした。
だれに似合うかって………、愛ちゃん、愛月ひかるさんです。
「神々の土地」のラスプーチン、絶対にキキちゃんにはできません。愛ちゃんならでは、でした。
宙組公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』初日舞台映像(ロング)
『神々の土地』、オンデマンドで見ました。
ウエクミ(上田久美子)先生は、2016年に『金色の砂漠』、2017年に朝夏まなとさんの退団公演『神々の土地〜ロマノフたちの黄昏〜』、そして今年『FLYING SAPA -フライング サパ-』の作・演出をなさったんです。
私、明日海さんの本質をつきました『金色の砂漠』に感心して、『FLYING SAPA -フライング サパ』を見たのですが、これで一番感心しましたのは、星風まどかちゃんです。
これまで私、まどかちゃんの演技力に物足りなさを感じていたのですが、『フライング サパ』のミレナ役は、文字通り体当たりの演技で、これで一皮むけ、「アナスタシア」の好演につながったのかなあ、と思ったりします。
それで、まあ、一つ前の作品も見てみようと、『神々の土地』も見てみたのですが、驚いたのは、大公妃イリナ役の伶美うららさんの美しさと、愛ちゃんラスプーチンの怪演です。
まどかちゃんは、アナスタシアの姉・オリガ役なんですが、無邪気なままに突っ走って、愛する男を窮地に陥れるという、なんとも微妙な役でした。
真風さんは、大人っぽく、醒めていて、しかし友情には厚い、というけっこうお得な役です。
これがあって『フライング サパ』なのか、ってことで、次回、ちゃんと『フライング サパ』について、語りたいと思います。
が、ともかく、です。ウエクミ先生が本質を突いて、キキちゃんはジャー、愛ちゃんはラスプーチンなんですよ?
原作よりのモリアーティだったとすれば、愛ちゃんの方が似合います。
いったいキキちゃんはどうなるのか、明日からの12月には発表があると思うので、待つしかありません。