新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

六親について(肉親関係)・・・2

2011年10月27日 | 六親(肉親関係)
■ 先回に引続き六親について書きます(女命の場合)

●先回が日干:甲の男性を例題に説明しましたので、今回は日干:己の女性を例題に説明致します。

・自分を産むのは母親です。日干:己の女性の場合は火が土を生ずるので、丙が印綬となり実母です。そして丁の場合は、偏印となります(義母という意味もあります)。…男命の場合と原理は一緒。

・日干:己から己を見ると比肩になります。また、戊なら劫財ですね。比劫は兄弟姉妹ですね(同じ五行)。これは、男命の場合と一緒です。

・日干:己の女性の場合、己(自分)から生まれるのが子供です。己(土)から生ずる(生まれる)のが庚辛(金)です。己から庚を見れば傷官、そして辛を見れば食神となります。ですから女命では食傷が子供となります。…これは男命とは異なります。

・日干:己の場合、母親(印綬)は丙となります。母親(丙)を主管(剋す)するのが、父親です。母親が丙(火)の場合は、丙を主管(剋す)するのは癸(水)となります。丙と癸の関係は陽陰の関係ですので、有情の剋の関係となります。己(自分)からみて癸は偏財となりますので、偏財は父親となります。…男命の場合も一緒ですね。

・日干:己(土)の女性から見て、自分を主管(影響を与える:剋)するのは甲(木)です。己甲の関係は、陰陽の関係で有情の剋の関係です。そして干合になります。己の女性から甲を見ると正官、そして甲の男性から己を見ると正財となります。これは夫婦の関係ですので、干合となります。正官には籍が入る夫という意味があります。また。日干:己の女性から見て、乙は偏官ととなります。己乙の関係は陰陰の関係ですので、無情の剋の関係です。陰陰ですので入籍はできません。ですから偏官のことを情夫と呼ぶ場合もあります。女命の場合は官星は男になりますね。…男命の場合とは異なります。

※ 女命から見た六親の要点を簡単にまとめます。

・比劫…兄弟姉妹を意味する。

・食傷…子供を意味する。

・財星…父親を意味する。

・官星…夫や男を意味する。

・印星…母親を意味する。

新栄堂

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コメント (5)
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