新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星の良い面と悪い面・・・印綬星

2012年06月25日 |  四柱推命(変通星の意味)
■ 印綬について

印綬(いんじゅ)とは中国に於いて臣下に対して印章を授けることによって官職の証とした制度の事である。印は印章、綬はそれを下げるためのひものことであり、この組み合わせにより一目でどのような地位にあるかがわかるようにされていた。(Wikpedia)

印綬は、日干とは陰陽を異にする天干星で、日干(我)を生じる星です。
印綬には名声・芸能・学問・頭脳・古典・実母の意味があり、目上からの引立てを得られる星です。
偏印がマイナーな裏方の星ならば、印綬は表で活躍できる要素を持った星です。
また、とても忍耐強く、コツコツと努力する星で徒弟制度にも耐えられますので、伝統文化等に携わる人も多い星です。

印綬が食傷(食神・傷官)と並ぶと、精神世界に興味を持ち、器用で一芸に秀でる要素が出てきます。
また、官星と並ぶと、官星の行動力や社会性に印綬の頭脳性や才能が合わさって、社会で才能を発揮している人も多い様です。
正財等と並ぶと、文筆家や書斎等で仕事をする場合も多くなります。
比肩と並ぶと、職人さんや学校の先生や研究者やインストラクター等で活躍する場合も多いですね…。

印綬は思考や頭脳を表しますので、太過すると考え過ぎて取り越し功労になります。
また決断力に欠け、何事も遅延しがちになります。
女性の場合は、考え過ぎて婚期を逃してしまうこともあり、男性の場合は印綬が母親を意味することもあり、マザコンの傾向も出てきます。甘えや依存の傾向があり、人によっては就職もせずにニート化する場合もあります。

印綬は官星と並ぶのが良いですね。そして、印綬の十二運は旺相することを喜びます。
印綬は文系的な星で、文字やグラフィック等に興味を持つ人も多いです。

私の知り合いのお嬢さんは、印綬と食神とが並びますが、彼女はいつも夢の世界で活きています…「夢見る夢子」さんですね…

変通星を季節で表すなら…

比肩(劫財・敗財)は冬運 → 食傷は春運 → 財官は夏運 → 印星は秋運ですね。

印綬の十二運が旺相すると、秋の稔が豊かですが、休囚すると稔が薄いこともあります。

行運に印星の時期は、勉強や研究には良い時期ですね。

新栄堂


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コメント (13)
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