新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

受け身の星と自発的な星

2015年09月22日 | 四柱・その他
東洋易学では太極から陰陽が分れたとあります。
太極は目に見えない原因の世界です。
原因の世界に陰陽があるので、結果の世界にも陰陽があると言われています。
その例の一つに下記があります。

    (陰):(陽)
鉱物 陰イオン:陽イオン
植物  メシベ:オシベ
動物  メス : オス
人間   男 : 女

陽のエネルギーは広がるエネルギーで広がりすぎて、眼に見えなくなります(天)。
陰のエネルギーは縮まるエネルギーで、縮まりながら眼に見える大地となります(地)。

一般に男性は身体も大きいですし、大きな思考を好み攻撃的です(男は度胸とも言います)。
また、女性は身体も小さいですし、力もありませんし、平和を好みます(女は愛嬌)。

男性的な人は、心も身体も男性的に出来ています。
無形の心の世界を文字で表したものが十干で、有形の身体を表現したもの十二支かも知れません。
十干:甲乙…癸で、十二支:子丑寅…亥ですね。
本来、心が主体で身体が対象といえます。

その十干にも陰陽があり、甲…壬が陽干で陽干の作用は男性的です。
また、乙…癸が陰干で、その作用は女性的です。

これと同じ様に十二支にも陰陽があります。

十干十二支にも陰陽があり、その性質も違うということですね…。

四柱推命では日干と他の7つの干支との関係性を変通星という星で表現します。
比肩・食傷・財星・官星・印星という全部で10個の星で表しています。
その変通星にも男性的(主体的)な星と女性的(受け身)な星があります。
男性的(主体的)な星の代表が比肩・劫財(敗財)・偏官・正官で、女性的(受け身)の星の代表が食神・正財・印綬・偏印・偏財かも知れません。傷官は中性~男性の部類に入るかもしれません(感情の星)。

当方の四柱推命では、月上の天干星を中心として天干の並びや五行全体のバランスを看て判断します。
たとえば、月上や天干に食神や財星や印星という優しい星が並び、しかも五行のバランスが良い命式は、比較的優しく平和主義で受け身の性格ともいえます。
逆に、命式の天干に比肩や偏官という強い星が並び、その命式が身旺の場合は主体的で能動的な性格となります。
命式によって性格や生き方も変わってきます。
自分が中心となって主体的に活きたいタイプの人もいれば、二の立場が好きなタイプもいます。
そのタイプによって、ビジネスやプライベートの在り方も異なってきます。
自分の命式を知って、命式を活かす生き方が成功への近道であり、幸福への第一歩ともいえると思います。
その様な観点で見ますと、野球のイチローさんは命式に合った自分らしい生き方をされていると思います。

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コメント
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