新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星(凶星と吉星)

2020年12月11日 | 四柱・その他
変通星は全部で10個あります。
比肩・敗財(劫財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬の10個ですね…
この変通星の中で男性的な星と女性的な星とがあります。
また、吉星と言われている星と凶星と言われている星とがあります。
以下がその内容です。
(男性的な星)
・比肩:男の凶星。 
・敗財(劫財):男の凶星。…ただし敗財は、人情的な星ですので、一見 優しいところがあります。
・傷官:中性~男性的な凶星。
・偏官:男の凶星。 
・正官:男の吉星。★

(女性的な星)
・食神:女の吉星。
・偏財:女の吉星。
・正財:女の吉星。
・偏印:女の凶星。★ 
・印綬:女の吉星。

男性的な星は「正官★」を除いて全てが凶星。
女性的な星は「偏印★」を除いて全てが吉星です。

人の男性と女性もそうですが、男性的な凶星は馬力があり力も強く、女性的な吉星は馬力が無く、争うのも好きではありません。
例えば、男性的な星である官星を見た時に、官星には偏官(凶星)と正官(吉星)とがありますが、偏官と正官ではパワーが違います。
偏官は、武人の星で、馬に乗って敵陣に向かって飛び込んでいく強さを持っています。
しかし、先頭に立って飛び込むと弓矢に当たって死んでしまうこともあります。
先頭に立って飛び込むので、死んでしまうので凶星と捉えることもできます(それだけでは無いですが…)
偏官が良く働けば、我が身を犠牲にして義の為に死ねるのが偏官です。
正官は偏官よりも頭が良いので、馬鹿な真似はしません。
正官が良く働けば、官僚の様な賢さで組織を纏めますが、悪く働けば、御身可愛さから「長いものには巻かれろ」主義になります。
これでは世の中を変える為の革命は出来ません。
過去も現在もそうですが…
世の中、いつも争いが多いです。
国家間の戦争から、家庭の中でも夫と妻が争う場合もありますし、個人の中でも心と体とが争っています。
個人の中(良心と邪心)の争いの拡大が世界の争いとなり、現在も主義思想の違いから世界が別れています。
米国の大統領選もその一つかも知れません…。
今からは、世の中が二分されて来ると思います。
お互いの言い分があると思いますが…
個人・家庭が自然界の原則に従って一つになれば、世界も一つになれると思います。

変通星の吉星にも良い面と悪い面とがあります。
勿論、馬力のある男の凶星にも良い面と悪い面とがあります。
強い者が勝つ時代から正しい者が勝つ時代になる必要があります。
その時に、体を張って改革命が出来るのが男の凶星と言われている比劫や官星(特に偏官)かも知れません…。
昔から「尅用の妙」といわれていますが、世の中で逸材といわれる何かを成す命式は、「癖やあくの強い凶星を吉星でコントロールしている命式」とも言えます。馬力があるが癖の強い男が善に目覚め、その役目を果たす時が今の時かも知れません。
凶星が主体の命式の方は、いよいよ活躍できる時を迎えたのかも知れませんね…。
クリックしてね
オンライン講座へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする