新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

年 月 の星の並び。

2022年09月02日 | 四柱・その他


上図は、年上と月上の変通星(天干)の並びを表したものです。
左の方の図は、月上の正財と年上の比肩との並び…
右の方の図は、月上の偏財と年上の比肩との並び…
生れた時間によっても変わりますが、今回は年月のみにしました。

財星(正財・偏財)は優しさや家庭性や情や財産。また六親では父親、妻(女)という意味もあります。
また、比肩には、自我、分離、孤独という意味もあり、通常 財星を剋す星(変通星)と言われています。
簡単に言いますと、財星と比肩星(敗財・劫財も含む)の並びとは、相反する意味を持った星が並んでいるという事なんですね…
この様な星の並びの場合…
・優しさ(暖かさ)と冷たさが同居している命式。
・家庭と家庭を流す星。
・お金とお金を流す星。
・妻と妻を剋す星(男命の場合)。
・父と父を剋す星。
という様な意味もあります。
人間の心を覗くと、相反する矛盾した心がありますが、
表(おもて)を表す天干にこの様な星が並ぶということは、これらが表面化する要素があるとも見る事ができます。
もちろん、何時表面化しやすいかは、大運や出会う相手によっても異なりますが、
通常は、月上の中心星である財星を強く剋する比肩・劫財(敗財)の行運が来た時に生じやすいと言われています。
また、この様な星を持つ方は、小さい頃に複雑な気持ちを味わいながら育つ場合も多いものです。
そして、その様な環境を与えられる場合も多いものです。

時上に、財星と比肩の通関神(仲を取り持つ)の食傷(特に食神)が出ていたり、
比肩を抑える官星が出ていると命式は善化しやすいと言われています。
また、地支にそれらの星が多めに出るのも良いと思います。
小さい頃の家庭環境はとても重要ですね…。
夫婦仲良く、親子仲良くが一番大切だとつくづく思います。

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新栄堂


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