十干と言えば…甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10個です。
そして、これらの十干は、別の漢字で表記されることもあります。
これは、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の意味をより具体的に言い表すもので、別号と呼ばれています。
例えば…
甲の別号は押(オウ)、乙の別号は軋(アツ)、丙の別号は柄(ヘイ)丁の別号は停(テイ)、戊の別号は貿(ボウ)、己の別号は起(キ)、庚の別号は更(コウ)、辛の別号は新(シン)、壬の別号は任(ニン)、癸の別号は揆(キ)となります。(別号の詳しい内容は後日…)
(参考資料…十干について)
昨年の十干は庚(かのえ:コウ)、そして今年の十干は辛(かのと:シン)ですね…
庚は更(コウ)の別号があり、更(か)わるという意味があります。
これは、万物が成長すると、姿形がその成長に合わせて変わる様子を表しています。
辛とは、新(シン)のことであり、万物が皆縮んであらたまり、秀でた実が新たにできる様子を表しています。
つまり、庚辛(コウシン)=更新(コウシン)とも言えます。
古い自分(世界)から新しい自分(世界)に脱皮する時を迎えているのだと思います。
さて、今から10年前も辛の年でした…。
2011年の干支は「辛卯」。
四柱推命では年月日時の四柱で全部で干支が8個(四柱八字)。
その8つの星(●)が五行(木火土金水)の五ヶ所にバランス良く配置されているのが良いと言われいます(命式均衡論)。
故に年月に同じ干支が出る時は五行のバランスが偏る傾向があります。
2011年3月11日午後14時46分…三陸沖を震源に大地震が発生。
その時の干支は…
年:辛卯
月:辛卯
犠牲の中に日本中が「絆」で一つになった時です。
また、世界から多くの支援もいただきました。
今年2021年の干支は…
辛丑…辛の五行は金ですし、丑の中にも金が内在します。
また、五行の金は肺や気管支等の意味もあります…
地球は生きています…
そして、母なる大地とも言われいます。
地球という自然の中で、人も動物も植物も全て生かされています。
これ以上、人間のエゴで地球を汚してはいけないと思います…
地球は高熱病に侵されているのかも知れません…。
庚辛=更新の今こそ、全ての人達が、為に生きる生き方にチェンジする時を迎えているのだと思います。
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