上図は私の友人の息子さんの命式です。
彼の命式は、日干:甲の天干に印綬と偏財とが並び、五行(木火土金水)を見ると、印星(印綬)に星(●)が5つと固まった命式です。…印星太過の命式です。
印綬という変通星は六親では母親を表します。
また、印星は我が身を生ずる星ですので、身内(親族)を表す場合もあります。
この息子さんは、天干に印綬と偏財という優しい星が出ているので、優しい性格ですが、印星が比肩星を生ずるので、内面は頑固なところもあります。
五行図(まるい円)を見るとわかると思いますが、水の印星に星が固まり過ぎています。
良くも悪くも母親や身内との縁が深すぎる命式といえます。
男の子の場合、この様に印綬が多すぎるとマザコンになる場合もあります。
彼の場合は、代々女性が多い家系の中で初めて生まれた男の子でした。
ですから、身内や母親から大切に大切に育てられました。
少々過保護に育てられ過ぎたとも言えます。
水の印星が多すぎると、過保護に育て過ぎて、甲(大木)の根が腐ってしまう場合もあります。
命式通りの環境が与えられる…不思議なものです。
ある程度の年齢になったら、早く親元から離して独立させる工夫が必要かも知れません。
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