おせっちゃんの今日2

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化粧まわし…びっくりお値段

2021-09-16 16:06:39 | いろいろ

コロナ禍の中、ウイルスに対しての万全の対策の中、大相撲が催されています。制限数を守っての観客、拍手のみの応援など、注意に注意をしての開催です。それでも感染者が出て休場のやむなきになった部屋も。
相撲好きのじじばば、テレビ桟敷で楽しんでいます。

つい先日の実況放送の、解説の合間に面白い話がありました。
外国の観光客が訪ねてきて「エプロンはどうすれば手に入るか」という質問。え?エプロン?。皆さまお分かりでしょうか。
化粧まわしのことを言っているらしい。確かにエプロンと言えば言えないことはないなあ。
「どうしても欲しいのなら、お世話しますけれど、値段は高いですよ」
「お金はある」
「誂えだから、日にちもかかるよ」
「それでも欲しい」
「値段はいろいろだけれど、一番安くても100万円以上かかるよ」
びっくり目を向いた外国人。苦笑いしながら、手を横に振って帰って行った。と。

何しろシルクだし、刺繍仕上げだし、う~ん、その位はするのかな。飛び込みの外国のお客さんにはびっくり値段だろう。

今朝の朝日新聞「角界余話」に詳しく解説がありました。

化粧まわしは幅約80センチ、長さ8~9メートルの長大な帯状のものである。この「台」の一方の端に、刺繍が施され、「馬簾」という房が下がっている。

この台・刺繍・馬簾の質によって、値段は10倍ほども差が出てくる。
力士の出身学校の校章をあしらったものが一番安価で、それでも100万を超えるという。
今土俵で見ることのできる最も高価なものは、西新井薬師が白鵬に送った化粧まわしが最高だろう。一本一千万円はする。横綱の化粧まわしは3本セット。横綱と、太刀持ち、露払い、三人分である。つづれ織りという西陣織最高級品。手刺繍。三本セットで三千万円。これに刺繍の絵を文化勲章受章者に頼んでいるから、それがプラスされる。

過去には一本7千万円のものもあったという。

日本伝統の国技、華やかな、文化ですね。