同じ吉村さんのエッセイ集の中に今まで知らなかったこんな言葉が取り上げられていました。
吉村氏がまだ売り出す以前から、尊敬していた長與 善郎の「竹澤先生という人」の中にある言葉だそうです。エッセイの中で心に残っている言葉だと書いています。
中で次のように解説がありました。
求める時にはひたむきに求めてやまないが、どうしても許されないと悟ると、そうかい、それならよろしい、とさっぱり思い切る意
初めて出会った言葉で、私の生きてきた道筋の経験では何か真意が分からないのは、悲しいが。
これを書くにあたってネットの力を借りようとググってみました。
「熱願冷諦」の意味は以下の通りです。
・熱心に願い求める事と冷静に物事の本質を見極める事。
・熱烈な願いと冷静に本質を見つめる二つの事。
”熱願”は「熱烈に願う」「熱心に願う」、”冷諦”は「明らかにする」「きちんと見てはっきりさせる」という意味があります。少々分かり辛いのは、熱心さと冷静さが同時にあるという事で、この様な意味合いの四字熟語は稀だと思います。熱心に願い求めながら、かつ冷静に物事を見極めようとするので、要するにそれぐらい全体を俯瞰的に把握しています。熱い思いはありながら、決して我を忘れないので、喩えるなら「心は熱く頭は冷静に!」という現代流の解釈も可能で、職業なら刑事や弁護士や教師などに要求される能力ではないでしょうか。
少しわかるような気がします。難しくてごめんなさい。これからの歩みの中でハタと分かることもあるかとメモしました。