おせっちゃんの今日2

こちらでお仲間入りいたします。
よろしくお願いいたします

今から出かけます

2020-12-12 15:38:14 | 日記

このところ、自分が大金持ちになったような気がしています。10月に引き受けた国勢調査員の報酬が振り込まれたのです。思ったよりうんとたくさんいただきました。貧しく、倹約しながら暮らしてきた専業主婦としては、こんなに支出して、国家財政は大丈夫かなどと思うのです。
いえいえ、日頃働いていてご自分の収入のある方は何だこれ、というほどの物ですけれどね。

大学を卒業して結婚するまで3年間勤めましたけれど、その頃ははやり歌にも歌われていましたけれど、月給1万3千8百円でしたから。ず~っと専業主婦で子育てとおさんどん。夫からのあてがいぶちを倹約して浮かして、それが自分の小遣いでした。細々使い方を指示して、文句を言う夫ではありませんでしたが、常に養われているという意識がありました。

東京に住みついて、地域の町会役員や、区民センターの委員などを引き受けましたが、これもボランティア、むしろ持ち出しのお役でした。そんな私ですから、自分名義の預金通帳に振り込まれた金額に、ほくほくなのです。つい失言(?)してしまいました。夫に「いいだろう、奢ってあげようか。なにかおいしいものたべに行かない?」。

今日もう少ししたら公園の反対側のUのKにてんぷらを食べに行きます。以前は評判のすし屋に行っていたのですが、これが流行り過ぎて大行列なのです。やむなく止めました。

世の中はコロナが三度勢力を盛り返しています。年寄りは家で、と言われていますが、時には楽しみたくなります。小さな店です。清潔感はありますし、カウンター席は横並び、てんぷらをあげる親父さんと向き合って、(透明板で隔てられています)油からの熱や煙はどんどん天井に換気されます。大丈夫じゃあない?!夕方開店と同時に入り、空いているうちに済ませて帰るつもりです。行ってきます。


台所片づけ・まだ終わらない

2020-12-11 14:37:24 | 日記

先日、台所片づけをやり始め、棚の上面がびっくりするほど汚れていることに気が付いたことはお話しました。あぶなっかしい体勢に気を配りながら整理から始めました。それほどだらしなくしているとは思っていませんでしたが、奥の方にはあることも忘れているものがあり、廃棄処分に。

その一つに、すり鉢。
ああ、こんなものもあったか。20年ほども前になったでしょうか、お茶のお稽古をしてもらっていた先生から、「すり胡麻」というものがありますよ。煎って擂り潰した状態のものです。私はこれを発見してから、ホーレンソウの胡麻和えが苦にならなくなりました、と教えていただきました。すぐにその知識は取り込みました。
それまでは、小さなミルクパンで煎って、擂鉢へ、小さな擂粉木でゴリゴリ、結構手間がかかったものでした。「摺りごま」が主婦の味方として登場してから、擂鉢は棚の奥へ置き去りにされ、埃だらけで放られてていたのでした。

そんな自分の記憶に重なって、実家にいた幼い時から、嫁ぐまでの思い出も湧いてきました。母の時代は、まず生産から始まります。畑で栽培して採取していたのです。それを見ていた私は、子育て中の時、旅先で、胡麻栽培の畑を見た時、こどもたちに、「これは胡麻の花」と教えて株をあげたことがありました。
ゴマを煎るのは「ほうろく」という、素焼きのフライパン型をしたものがありました。母は「ゴマはすぐに焦げるから、三粒跳ねたらもう火を止めてね」と教えていました。
煎れたら、擂鉢へ。擂粉木も大家族だったわが家のはかなり大きいものでした。母がごりごり始めると出番が来ます。両手で擂鉢を押さえるのです。妹のらい太が、負けまいと手を出します。お互い有利に押さえようと肘を張って相手をけん制して争うのでした。今、その幼子二人が80越えの婆さん二人になっています。

もう擂鉢を使うこともあるまいと、不燃ごみに出すことにしました。台所の隅で、忘れられていたがために、辛うじて命を保っていたものを、見つけられるや廃棄、ちょっとかわいそうですね。
まあ、この世の中の移り変わりというか進歩というか、速いのよ。ネットだ、リモートだ、スマホだと、人間の古物も見捨てられそうなこと多多。同類ですよ。


俵万智・・・未来のサイズ

2020-12-10 15:56:51 | 読書

友人が俵万智さんの新刊本・未来のサイズを貸してくれました。サラダ記念日で鮮烈デビューを果たしてから、子育て、石垣島、宮崎へとの転居などますます人間としての深みを増した短歌に引き込まれました。
ごく日常的な言葉で、でも短歌31文字にはこだわって、詠み続けています。ごく日常的な体験や、感情を繊細に詠んでいるのは、さすがと思い、共鳴し、感心します。
表題の「未来のサイズ」は入学式に出た子供たちが、すぐ大きくなるからの親心からひとサイズふたサイズ大きな制服を身に付けている。その制服を「未来のサイズ」と詠んでいるのです。

共鳴できる和歌は数多くありますが、こんな和歌もありました。

青島でサーフィン
波に乗るためには波を見ないこと背筋を伸ばして遠く見ること

これは単にサーフィンの心得を詠んだのではないと思います。人生のいろいろな場面で悩んだようなときは、近視眼的に見るのではなく、大きく見直してみることが大事と、子どもに伝えたかったのかもしれないと思ったことでした。

この意味深い話の後に、お笑い草ですが、娘Mが名言を吐いたことがあります。
遠く山口県に嫁いだM 家族は夏休み、旧盆の前後に家族そろって里帰りをするのが恒例でした。
息子Kの家族も集まると親族11名の大入り満員になります。食事を台所から座敷に運んでいた時だったと思います。器に汁ものがたっぷり入っています。Mと子供たちの会話。
「こぼさないように気を付けて」
「そういっても難しいよ」
「こぼさないように、こぼさないように緊張してお椀を見つめて歩くとこぼすよ。普通に歩けば案外うまくいくのよ」
「そうかなあ??」

これがあたり~!!でした。

平常心で、自然体でやることが良いようでした。


Tや、こまいけえ

2020-12-09 17:01:48 | 思い出

月曜日から台所に取り掛かりました。主婦が最もいやと思う仕事の一つ、換気扇は月曜日にやりあげました。年寄り二人の食事で、油物は少なく、思ったよりうまくいきました。換気の羽は、その手前で細かい網状の板でガードしてありますから、その3枚のパネルさえ綺麗にすればOKです。倉庫に大きなプラスチックのタライがあります。それに湯を満たし、粉石けんと酸素系漂白剤を入れて溶かし、それにつけてしばらく置いておくと油汚れは浮いてきます。ブラシでこすると案外上手く取れます。もうずっと前に、新聞に出ていた方法です。私は長年これでやっています。

換気扇が上手く行ったことに力を得て、今日はシステムキッチンの棚に取り掛かりました。そこで大誤算。毎日使う所だし、さすがの私もそんなに汚くはしてないはず、楽勝だね。棚の扉が油じみているのをふき取ればいいかな、と考えていました。ところが、脚立に上って高い所から見ると、棚の置き面がまあ!よごれていること!!。そう言えば二けたの年数、汚れてはいないと思って、見ることもしなかった。チビの私は下から見上げ、棚の下面ばかり見ていたのでした。わ~あ、これはいけない。不要なものの整理も兼ねて、大掃除。

そこで、実家の父母を思い出しました。両親は凸凹夫婦でした。父は明治生まれにしては背が高く、ほっそりしていました。母は丸まっちい小柄な人でした。父は癇性で気短な人、母はややのんびりした人でした。

「Tや、お前はこまいけえ(小さいから)見えんのじゃろうが、棚の上は埃だらけでよ」
「そうでありますか。わたしゃあ、気になりませんが」

凸凹夫婦は会話も凸凹でした。

「Tや」。父は母を呼ぶのに名前に「や」を付けて呼んでいました。姑が「おせっちゃんのお父様は優しいですね、Tや、Tやと可愛がっておいでですね。私はそんな呼ばれ方はしたことがありません」と言ったことがありました。
果たして愛情深い「や」だったのかな?二人とも強情で、わがままなところもあって、子供の前でも言い合いをしていましたが。

今日は、台所半分で午前中は過ぎました。一度に作業の出来る体力ではありませんので、午後は年賀状刷り。


こんな思い違い

2020-12-08 14:26:48 | 言葉

昨日、首を傾げ、きょとんとし、最後には、な~んだ、思い違い、と笑ってしまったことがありました。電話のベルが鳴ることが始まりです。

「S様でいらっしゃいますか」
「はいそうです」
「住〇林業の△△と申します。ちょっとお訊ねいたしますが、先日健康診断のお葉書をお出ししたのですが、ご覧になっていただけましたでしょうか」。え?建築屋さんから健康診断?答えに窮していると
「はい。ピンクっぽい印刷のお葉書なのですが」。頭の中には先日工事をしていただいたから、そのサービスに健康診断をしてくれるのか?でも建築会社だよ。
「少々お待ちください、主人に訊いてみます」。夫も建築屋さんが健康診断?そんなハガキ心当たりがないけれど・・・。受話器を通して、こちらの戸惑いが聞こえたらしく
「先日外回りは工事させていただきましたけれど、調べてみましたら、シロアリの予防工事が、この前やってから6年経っているのです。普通保証期限が5年なので、そろそろおやりになった方がいいかと思いまして、そのお伺いだったんですが」。な~んだ、建物の健康診断なのかあ、びっくりした!!
「ああ、シロアリね。私どっも気が付いてはいました。保証期限が過ぎていますよね。今夜にでも夫と相談しまして、お返事申し上げます」
「まず、床下に潜って、例えば水漏れがしたりする不良個所がないか、点検します。これは只でやらせていただきます。その後見積もりを出して契約を結びまして、本工事との運びになります」
「わかりました。相談してお返事します」

それにしても、とんだ思い違いをするこちらもこちらだけれど、建築屋さんは、「健康診断」を何の説明もなく相手が理解すると思うくらい、日常的に使っている言葉なのだろうか。
こちら老夫婦、じじばばは大笑いで事件は解決しました。会話も途切れがちなじじばばには、面白い体験でしたが。

シロアリ工事は、大切だよなあ、やっぱりやってもらおうか、との結論。