このところ、自分が大金持ちになったような気がしています。10月に引き受けた国勢調査員の報酬が振り込まれたのです。思ったよりうんとたくさんいただきました。貧しく、倹約しながら暮らしてきた専業主婦としては、こんなに支出して、国家財政は大丈夫かなどと思うのです。
いえいえ、日頃働いていてご自分の収入のある方は何だこれ、というほどの物ですけれどね。
大学を卒業して結婚するまで3年間勤めましたけれど、その頃ははやり歌にも歌われていましたけれど、月給1万3千8百円でしたから。ず~っと専業主婦で子育てとおさんどん。夫からのあてがいぶちを倹約して浮かして、それが自分の小遣いでした。細々使い方を指示して、文句を言う夫ではありませんでしたが、常に養われているという意識がありました。
東京に住みついて、地域の町会役員や、区民センターの委員などを引き受けましたが、これもボランティア、むしろ持ち出しのお役でした。そんな私ですから、自分名義の預金通帳に振り込まれた金額に、ほくほくなのです。つい失言(?)してしまいました。夫に「いいだろう、奢ってあげようか。なにかおいしいものたべに行かない?」。
今日もう少ししたら公園の反対側のUのKにてんぷらを食べに行きます。以前は評判のすし屋に行っていたのですが、これが流行り過ぎて大行列なのです。やむなく止めました。
世の中はコロナが三度勢力を盛り返しています。年寄りは家で、と言われていますが、時には楽しみたくなります。小さな店です。清潔感はありますし、カウンター席は横並び、てんぷらをあげる親父さんと向き合って、(透明板で隔てられています)油からの熱や煙はどんどん天井に換気されます。大丈夫じゃあない?!夕方開店と同時に入り、空いているうちに済ませて帰るつもりです。行ってきます。