近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

長崎神社獅子舞は格式が違うように思えた。

2005-05-09 12:16:00 | 民俗・行事
8日の日曜日に、豊島区の指定無形文化財になっている長崎神社獅子舞を見てきた。
長崎神社は西武池袋線「椎名町」駅のすぐ前にある。
徳丸北野神社で三匹獅子舞は、豊島区の長崎神社の流れをくんでいるといわれているが、
いままでは、一度も見に行ったことがなかった。

獅子舞の内容はほぼ同じだったが、獅子の衣装、花笠の衣装、お囃子のやり方が違い、格式が上のように思えた。
獅子の衣装は金襴の袴で、舞手は白足袋に草履を履いていた。
花笠は若い女性で、衣装も巫女さんと同じ緋色の袴でたすき掛け、お囃子も花笠の女性がササラという楽器を使っていた。

◎詳しくは、こちら◎





長崎神社と北野神社の獅子舞装束比較。左が長崎神社、右が北野神社。
長崎神社舞手は白足袋に草履を履き、北野神社のほうは黒足袋で草鞋履き。





女獅子の舞。左が長崎神社、右が北野神社。






花笠の装束比較。長崎神社(左)は若い女性で、巫女さん姿。手には「ササラ」を持っている。





【簓(ささら)】

(さらさら音がするからいう)
日本の民族楽器の一。20センチメートルほどの竹の先を
細かく割って束ねたもの。
田楽・説教・歌祭文や田植囃子などで簓子(さらこ)とすり
合せたり、2本の簓を打ち合せて調子を取ったりする。
すりざさら。簓竹。

(出典:「広辞苑第五版」電子辞書)