悔しい!田中今季ワーストタイ6失点 ― スポーツニッポン(gooニュース)
【楽天6-8ソフトバンク】
投げつけたタオルは自分への怒りだった。7回、自らが招いたピンチを救援陣が持ちこたえられず逆転負け。楽天・田中が顔をゆがめたのは、同じ6失点した3月29日のデビュー戦で涙したのと同じ、三塁側ベンチの左端だった。
「勝ちゲームをぶちこわしてしまったのは自分のせい。つまらないミスでチームに申し訳ない」
初回、2回に2発を浴び3失点。それでも味方が5回までに10安打などで逆転し3点のリードをもらった。だが、7回1死から本多への四球をきっかけに1死二、三塁とし多村への振り逃げ暴投で2点差とされ降板。救援陣も踏ん張れず、田中は今季ワーストタイの6失点。球団初のシーズンのカード勝ち越しも消えた。田中の6失点目は1死一、三塁からの一ゴロで捕手の嶋が満塁と勘違い。フェルナンデスの送球を受けたが、三塁走者にタッチせず、フォースプレーのように一塁へ転送するミスだった。
「おとりんの一言」
先発の田中は、立ち上がり2本のホームランで3点を失ったが、3回以降は追加点を許していなかった。
打線が4、5回で5点を上げ6―3と逆転したが、7回裏に一死二、三塁から多村を三振にした投球が暴投となり6―4とされ、振り逃げでなおも一死一、三塁のピンチ、ここで有銘と交代した。
有銘も松中に打たれて6―5、続く大村は1ゴロだったが、バックホームを嶋がフォースプレーと勘違いしてノータッチ、あっという間に同点にされてしまった。
ここで永井を投入したが、いきなり暴投で一死二、三塁、井手に2ベースを打たれて6―8と逆転されてしまった。
ストライクとボールがはっきりしていた(ノムさん談)という田中は、自らのミスで「勝てる試合を失ってしまった」と、反省しきりだった。