由伸志願!「来季も1番」 ― スポーツ報知
巨人・高橋由伸外野手(32)が、来季も1番打者を志願した。15日、岐阜・岐阜市内のホールで行われた「岐阜ベースボールフォーラム2007」に参加した。今季は原辰徳監督(49)の求めに応えて自身初の1番打者を務め、打率3割8厘、35本塁打とV奪回に貢献。「来季も1番でやらせてもらいたい」と約300人のファンの前で希望した。打順は流動的だが、V2にかける思いが2年連続のリードオフマン宣言につながった。
G党にとって、うれしい発言が高橋由から飛び出した。司会者から、今季の役割を振り返るよう、振られた時だった。「結果的には(1番を)打たせてもらって良かった。来年も1番でやらせてもらいたいですね」トップバッターの志願に、会場が拍手で包まれた。
今季は開幕前に原監督と話し合い、説得に応じる形で先頭打者を務めた。戸惑いながらのスタートだったが、初回先頭打者アーチ9本の日本新記録をつくるなど、巧みなバットコントロールにパンチ力を兼ね備えた、高橋由だけの1番像を確立。5年ぶりのV奪回に大きく貢献した。「新たな挑戦が、僕にとっていい方へ向いてくれた」と納得のシーズンとなった。
「おとりんの一言」
今季、巨人がリーグ優勝した原動力に、1番高橋(由)の活躍があったことは誰しも否定しないことだろう。
先頭打者ホームランの新記録もつくり、ゴールデングラブ賞も受賞した。
クリーンアップでの華麗な打撃も魅力だが、本人が望むのなら、新境地を開いた1番もいまの巨人では最右翼であろう。
原監督も、たぶんそのつもりでいるのではないだろうか。