阿部2億4000万円“キャプテン”満点 ― スポーツ報知
巨人・阿部慎之助捕手(28)が25日、東京・大手町の球団事務所で契約更改に臨み、1億円増の2億4000万円で、入団以来7年連続の一発サインをした。今季から主将に就任した阿部は、選手間の結束を固めるため頻繁に食事に出かけるなど、試合後もリーダーとして活動を続けたことを主張。球団もその努力がリーグVにつながったと判断し、最初の提示額2億2000万円から「キャプテン特別査定」の2000万円を上積みした形。巨人の生え抜き捕手では史上初の2億円を突破、日本球界の現役捕手で最高額となった。
すっきりした表情で阿部が会見場に現れた。約3時間半にも及ぶロング交渉も「実際は1時間半くらいです。(球団内を)うろちょろしてました。額には納得いってないですけど、優勝した中で、主将として140試合に出場したことも評価してもらった」と満面の笑み。1億円増の2億4000万円で7年連続の一発サインだ。
苦労も認められた。1月のシーズンオフには、後輩を引き連れての海外自主トレが恒例。費用は阿部が全額負担した上で、精神面や技術面などをアドバイスしてきた。シーズン中にも、負けて落ち込む先輩投手を食事に誘っては激励。「ここは僕が払いますから」と食事代を負担するなど、試合が終わった後もチームリーダーとして、経済的、時間的な犠牲を払ってチームに貢献。交渉の中でも、その負担の大きさを訴えた。
阿部主将“ごちそう手当”3000万円 ― スポーツニッポン(gooニュース)