「パパさん、今日おひま?」
「年中いつだって暇だよ」
「じゃあ久しぶりに行くから、コーヒーなどご馳走して」
そして昼前に、
「これ評判の美味しい稲荷、一緒に食べようよ」とやって来た。
「それは夕食に頂くことにして、昼は自慢のスパゲティを作るよ」と腕を振るった。
「パパさん、昔からスパゲティだけは旨いのよねぇ」「だけは、は余分だろ」
わが娘のように若いと思っていたが、彼女もアラファイが近いのだと。
女性では唯一、気さくで気の置けない友だろうね。
気遣って来てくれるのだけど、
喋るのはほとんど彼女だけ・・・私はもっぱら聞き役。
それから2,3時間も、親のこと、旦那のこと、子供のこと一杯話してうっぷん晴らし
あー、少しすっきりした、と帰っていった。
でも嬉しいねぇ、訪ねて来てくれるだけで・・・