じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

椿事を思い出した

2010年06月24日 | 日々のこと

温泉浴場から出て、靴箱の靴を出して下足置き場に置く。

そして傍らにある椅子に座り地方紙を読んで帰る、これが私のいつものパターン。

ほんの5,6分である、ところが帰ろうとしたら靴が無くなっていた。

目の前であり受付からも見える場所である。

履き古した靴だから惜しくもないが、裸足で帰るわけにもいかないので受付に事情を伝えスリッパを借りて帰った。

多分、お年寄りの仕業だろうね、悪意があってのことではなかろう。

  

  

それに付けてもこうしたことがあると、3年前の椿事を思い出す。(ブログ007.02.13)

当時横浜に住んでいた娘家族と、娘婿の両親とで伊豆修善寺温泉に行ったときのことだ。

  

妻と娘婿のお母さんが温泉大浴場に入り、お喋りに夢中になって、上がろうとしたら、傍らに置いたはずのポーチが無くなっていた。

更衣室のロッカーが開いて、中の洋服も下着までもなくなっているではないか。

バスタオルだけ巻いて途方にくれたていたところ・・・

向こうにいるご婦人が着ている服がまさしく自分の服、

ご本人の服の上にいかにも不自然に重ね着をしてすましているではないか。

しばし呆然として声も掛けられなかったという。

  

思い切って話しかけたところ、これは私の服だといってきかなかったらしい。

係りの人に訴えるも聞いてくれなくて、困っていたところ外のロビーに息子さんが居て、言い聞かせてくれやっと返してもらった。

丁重に謝まられて・・、認知症の親御さんだったようです。

こちらとしては後で大笑いして済んだことだけれど。

   

夕方になって温泉受付から電話あり、「靴返ってきました」 

P1050948

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする