翌朝、太平洋 室戸岬の方向から朝日が昇る。6時20分 宿の窓から ↑
波高い日の多い土佐湾にも、今朝のような朝凪もあるのですね。
幕末に限らず高知県人は土佐のいごっそう、
豪快な気質と龍馬のような懐深い優しさをがあるといわれる。
この風景、伊予の「のんびりや」とは一味違うのが理解できるような気がする。
さて、チェックアウト後また一時間ほど記念館を詳しく見てから昼前に出発、
安芸市へ<msnctyst w:st="on" address="安芸市" addresslist="39:高知県安芸市;"></msnctyst>
武市半平太墓所<shape id="_x0000_i1026" type="#_x0000_t75" style="WIDTH: 320.25pt; HEIGHT: 219.75pt"></shape> <imagedata o:title="10110204" src="file:///C:DOCUME~1ochiLOCALS~1Tempmsohtml11clip_image003.jpg"></imagedata>
途中にある「武市半平太の旧家と墓所」に寄った。城下から程遠い片田舎である。
端正でずば抜けた才能を持ちながら、あまりにも真面目すぎて志は遂げられなかった。
訪れる人は見かけなかったが、墓には溢れるほどの菊の花が挿されていた。
ところで、前日寄ったら月曜定休日だったうなぎの「かいだ屋」、道中で、ちょうど昼時だったので今日こそ、と寄ったら、第一火曜日も定休日だった。
うーん、ついていない。
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安芸に着いて、野良時計に隣接する古民家風の喫茶店に入る。
そこで食べたのが「釜あげちりめん丼」、これが美味しかった。
ご飯の上にたっぷり過ぎるちりめんが載り、大葉、大根おろし、ごまやきざみ海苔が添えられゆず醤油で味付けられたさっぱり味。お奨めのご当地グルメでしたね。
岩崎弥太郎生家はあまりにも有名、今でも三菱が援助管理しているのでしょう・・・
立ち並ぶ白壁の土蔵も周辺も駐車場も整備されています、ドラマの家とは大違い。
ぼろ儲けしたんですね、龍馬の生涯に引き比べて・・・・
ドラマでもそのがめつさが滲み出ておりますね。
思うに、武市半平太は高知城下から10kmも、岩崎弥太郎にいたっては40kmも離れた所である。城下に出るにはすべて歩きだから何時間もかかったことでしょう。
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もっと驚異的なのは坂本龍馬の移動頻度と距離ですね。
土佐から江戸へ何度も行っているし、脱藩した後28歳以降の5年間に数10回も長崎、長州、京都、薩摩、福井とかを行き来している。長距離は船旅だったにしてもその他は歩き・・
居ても立ってもいられなかった、自らの短い生涯を予感するような焦りを感じていたかのような行動です。
それにしてもあの時代、活躍したのはみな20歳代から30歳にかけての若者ばかりでした。龍馬が暗殺を免れて生きていたら・・・・
時代がそうさせたのでしょうが、
今の時代も似たような時勢「今 一度日本を洗濯致し候」との気概ある者は輩出するもなし。
その日のお泊りは高知駅前の老舗旅館、以前に一度利用してよかったのだけど・・・
今回は×、シーズン、龍馬ブームなのに客は少ない、お一人様はまた料金が高い。
料理が落ちる、大きな食器に「豆腐のあんかけ」ですよ、それにつみれ鍋。
ダイエットを考慮すれば良しとするか・・・ 国民宿舎のほうが◎
館内照明も暗い、窓の外は隣の病院の工事で重機の音がうるさい・・・
さらに、夕方から部屋が寒いのでエアコンを入れると冷風である。
暖房が効かないので見て欲しいと頼んだら、仲居さん曰く
「当館はまだ冷房しか使えません。私どもは動いているからか暑いくらいですよ」ときた。
ここは従業員優先か! 個室冷暖房にしろ・・・といっても巨額資金がいるね。
色々な節電や倹約している様子から、あまり繁盛していないのが窺えた次第。
その又翌日はJR駅前の「高知・龍馬であい博」を覗いて、路面電車に乗り 「はりまや橋」下車、帯屋商店街を通り、
日曜市通りの「ひろめ市場」で餃子とノンアルコールで昼飯、
高知城は大手門まで行き引き返す。
帰宅は14時でした。つまり2泊2日
・野良時計 過ぎにし想い 辿る旅