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制服

2018年12月12日 00時16分46秒 | 報道管制
「小学校の卒業式は華美になり過ぎている」
宮城県東松島市の渥美市長は11日、市議会12月定例会の一般質問で答弁し、はかまや着物を着て卒業式に出席する女子児童が近年増えている現状に疑問を呈した。
各家庭の経済格差を考慮した発言。9割がはかまを着用した学校もあり、服装で優劣が出ないよう高学年への制服導入も議論に上った。

渥美市長は「はかまを着られない少数の児童が劣等感を感じ、卒業式を心から喜べていないと危惧している。
経済的な事情で着たくても着られない女の子の心情は果たしてどうなのか」と強調した。

東松島市は東日本大震災の津波で大規模被災した。
市教委によると11月22日現在、生活困窮や震災の影響で、市内の小学生の約4割が給食費や学用品費などの就学援助を受けている。

宮城県内の貸衣装店によると、着物とはかまのレンタル料金は3万~3万5000円が相場。
着付けと髪のセットは美容院によって異なるが、1万円前後になるという。

一般質問した手木代・アルマーニ・せつ子議員は「みんなが同じ格好を基本にすれば家庭の格差が表れない」として
5、6年生への制服(1着約15万円)の導入を提案。
工藤教育長は「私立や東京以西の公立小で導入事例があるが、県内の公立小ではない。
問題提起を含めて保護者にアンケートをしたい」と述べ、年度内に調査する方針を示した。

市教委学校教育課によると、昨年度の卒業式でのはかま着用は市内8校でばらつきがあり、最も多い学校で約9割。
7割や3割の学校もあり、洋装を促した学校では1人だけだった。
中にはウェディングドレス姿や、ゴンドラに乗って登場するなど学校側の意向を無視した過剰な演出をする保護者もいた。

一方で、普段はジャージなのに、参観日や卒業式だけスーツ姿になる教員側の態度を改めてはどうかという意見もあった。