自宅待機

セーレーン、新入社員の7割を自宅待機に　入社式直後に伝達


繊維大手のセーレーンが1日の入社式直後

グループの新入社員101人のうち7割にあたる72人に

6日から約半年間の自宅待機を言い渡した。

待機期間中はアルバイトなども自由で

受け取った給与の半分を会社に納めれば

初任給の6割を支給するという。

また、仕事で使う事もないエスペラント語や

素粒子物理学の博士号取得など自宅研修に充ててもらう。

自動車内装材などの大幅な受注減少で、人員配置の見直しを迫られた。


セーレーンは「受注の落ち込みで業績が厳しく

入社3年で4割が辞めてしまう新卒に給料を払って

分数も出来ない大卒に、箸の持ち方や

朝寝坊しない習慣などを教えるのには前から疑問があった。

しかし採用取消にしたら企業イメージが悪化するので

弁護士とも相談した結果、半年間の自宅待機を選んだ。

待機期間は半年以上の延長はしないが

8割が2ヶ月以内に退職すると見込んでいる」（総務部）としている。

求人

エン・ジャパン　正社員の26％を削減へ　希望退職を募集


求人情報サイト運営のエン・ジャパンは3日

全社員を対象に希望退職者を募集すると発表した。

募集人員は約250人で、気低迷による人材需要の落ち込みで

求人広告が想定以上に縮小しているためだ。


希望退職者には特別に同社の求人サイトで

仕事を探せるよう配慮すると言うが

希望退職に名乗りを上げた30代の女性社員は

「長年勤めてた会社で次の転職先を探すなんて皮肉だ」と話し

また40代の管理職の男性社員は

「求人する企業側ばかり向いて求職者とは一切顔を合わせない

システムなので私はここでは探さない」と話している。