つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

レギパン

2015-05-25 14:36:37 | 日記
今までギターはコードだけ弾ければいいやと思ってきたけれど、Cメジャースケールを覚えることにした。
今や私の中で巨像と化してしまっている「音楽」というものに、半歩までいかなくてもにじり寄ってみたい。

何にも、何にも積み重ねのない私が「音楽」について分かりたいと思ったら、理論を知る必要がある。
小さい頃にピアノをやっていた経験はあれど、私の音楽経験や音楽知識はほとんど皆無と言っていい。
これは誇張ではない。
聴く、という行為さえも自覚を持ってし始めたのはここ3年ほどである。

いやまあこれは本当のところ、小心者の私のある種の武器を身に付けたい、ということでもあるけれど。

Cメジャースケールとは、単なる「ドレミファソラシド」のことで、ピアノでは単に白鍵を弾けば良いが、構造の違うギターではある程度感覚的にポジションを覚えてしまった方が良い。
しかしポジションを覚えたところで、それはピアノの白鍵の位置を把握しました、というただそれだけのことだから何にもならない。

まあでもいい。
にじり寄ってみたいのだ。
何があってもなくても。

いやしかし、音楽の全容とは、なんとまあ、計り知れないものなのだろう。
漠然とした巨像を、正しい巨像に認識するのさえも時間がかかりそうである。


たった今、結構大きな地震があった。
地面に突き上げられているような揺れだった。

子どもの頃、地震が泣くほど怖かった。
でも誰に泣きつくこともできずに、いつ起きるか分からない地震にひとり眠れない夜を過ごしたこともあった。
私の子ども時代というのは、その恐怖や不安を解消したり理解したりする手だてが圧倒的に不足していて、それを恐怖や不安だと表現することが全くできずに、思えば大きなストレスを感じていたように思う。

何も危害が及ばなければだけれども、今は地震は、ほとんど怖くない。


香水がすれ違う踊り場の恋