つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

増えた

2015-04-11 12:59:58 | 日記
長らく欲しかったテレビの録画HDDを買った。
が、私は地図と同じくらい、あのような電気機器が苦手である。

段ボールから出して、ビニールと結束バンドを解いて、説明書を取り出し。
説明書という説明書が嫌いなのでなかなか読む気になれない。

さて、何をどうしていいのやら。
テレビに差し込むようなカードも付属しているけれど、果たしてこれは必要なものなのだろうか。
クロームキャストのように設定3ステップとはいかなそうである。
まあ、別売りのHDMIケーブルがないと見られないことは事前に確認済みで、それがまだ届かないので見られないのだけれど。

このような機器を目の前にすると、もう本当に緊張する。
何が分からないのかも分からない、という恐怖。
私なんかが少しでも触ると、こんなことなら触らなければ良かったというようなことになりそうで。

家電の他にも、音楽スタジオにあるアンプとかエフェクターとかスピーカーとか、エレキギターのつまみでさえも。
もっというと、照明のスイッチがたくさん並んでいるのさえも苦手である。

分かりそうにない数学の問題に立ち会ったときも似たような息苦しさがある。
なんというか、もう分からないので許してくださいと誰だかわからぬ誰かに請い、それを考えるのを免れたいのである。

その一方で、今度はその苦手意識というものがものすごく自分を圧迫する。
「分からなくていいや」とすっきりと手放してしまうことができないから、いつまでもそれらを前にすると緊張や恐怖に苛まれることになっている。
本当は分かりたい、その気持ちはある。

人生を通していつまで経ってもクリアできそうにないというその感覚は、私の思考のある部分から進めなくする大きな障害であるようにも感じている。
とてもとても脆弱な私のその要素。

たぶん、とても単純な原理とその機能を正しく知れば、これはある程度解消するようにも思う。
しかし、そのとても単純な原理は、おそらく一人で理解することができないようにも思う。
いや、ゆっくり着実に理解を積めばできるのかもしれないけれど、すごく欲深い意味で、腑に落ちるように誰かに説明してもらいたいのかもしれない。

とりあえず、古い再生のみのDVDプレーヤーをけいこがもらってくれるというので、梱包する。

エレキギターと書いてしまって、エレキギターがやっぱり欲しいことを思い出す。
弦も一人で張り替えられないくせに。


花冷えに思い出す罪時計台




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