10月4日、日弁連の「人権擁護大会」のシンポジウム「どうなるどうする日本の教育」が佐賀市民会館ホールで行われ、以下の決議が採択されました。
☆ 子どもの尊厳を尊重し、学習権を保障するため、
教育統制と競争主義的な教育の見直しを求める決議
子どもは、一人の人間としてその尊厳を尊重されるべきであり、人格及び能力を最大限に発達させ開花させるための学習権を保障されている(憲法13条、26条、 . . . 本文を読む
☆ 第1 はじめに-岐路に立つ日本の教育
2 教育統制と教育の自由
(2) 思想良心の自由に関わる教育統制
教育基本法の改正や新学習指導要領、地方自治体の条例や教育委員会の通達などを通じ、国旗・国歌など個人の価値観に深く関わる内容の目標や規範が掲げられ、子どもの内心の自由を侵害することが強く懸念されている。
とりわけ、子どもの教育を支える教師に対し、思想良心に関わる職務命令、処分や . . . 本文を読む
☆ 5 東京・大阪・北海道における教育統制の持つ問題点
(1) 教師の思想良心の統制と東京における「君が代」斉唱時の起立の強制等
上記の一連の教育への介入に先駆け、地方自治体において、教職員に対する「君が代」問題など内心の自由に関わる事項について、通達、職務命令、処分等による統制が行われている。
東京都では、2003年10月23日、入学式・卒業式等において、教職員に対して、国旗に向かって起 . . . 本文を読む