【週刊新社会:沈思実行(217)】 ☆ 窮迫生活の責任者は
鎌田 慧
日本の自殺者は、23年が2万183人で前年と比べて44人少なかった。とはいえ2万人もの人たちが、現実と未来に絶望して自分の命を絶っている現実を思うと心寒くなる。 「高度経済成長」の頃、日本人は「一億総中流」の意識に捉われていた。しかし、文字通り「泡・バブル」の時代だった。わたしは、その恩恵に預かることなく「板子一枚下は . . . 本文を読む
★ 隔月で刊行スタート 第1巻『冤罪を追う』 (週刊新社会)
鎌田慧さんが、『鎌田慧セレクション―現代の記録―』全12巻の発刊をスタートさせた。 2カ月に1巻、26年夏までかかるが、「ぼくの書いた主なものは入っています」という。
第1巻の『冤罪を追う』は9月に発刊。 鎌田さんが本紙に連載中の「沈思実行」でも何度も取り上げてきた袴田巌さんの再審裁判、無罪判決が9月26日に静岡地裁で出た。 . . . 本文を読む