☆ <若者を再び戦場に送るな!(25)衆院選の本当の闘い>
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・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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今回の衆院選は、「裏金選挙」などと言われています。
確かに、その問題で自民党を追い落とすことは重要です。
石破氏は首相になって裏金事件で処分を受けた議員らについて、次期衆院選で原則公認すると言っていました。
しかし、世論の反発を受け、公認は12人だけとしました。
しかしそれも、選挙で当選すれば、追加公認し、政府・党の役職への起用を「適材適所」で検討すると述べました。
したがって、このような党利党略第一で、裏金や統一会問題を消し去ろうとする裏金脱税の自民党を追い落とすことは重要です。
しかし、そうしている間にも、ウクライナやガザの戦火が世界中に飛び火し、東アジアでも戦争の危機が日々高まってきています。
日本では軍拡が進み、アメリカとの「グローバル・パートナーシップ」同盟が約束され、石破首相は任期中の改憲を明言しています。
そうした「戦争と平和」の問題が現実に浮上しているにも関わらず、このことが真剣に論議になっていません。
それは、この問題では、自民党もいくつかの野党も大きな所では変わらず論議にならないからです。
私は、(273)の最後の方に、次のように書きました。
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・・国際的に軍事的緊張が高まる中で、立民と自民、
さらには維新や国民民主も含め、基本政策があまり変わらず、
「対米従属下での軍拡・改憲・戦争準備の大政翼賛状況が強まる」
と言わざるを得ないだろう。
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現在東アジアは「台湾」と「朝鮮半島」の問題で、軍事的緊張が非常に高まりつつあります。
「台湾有事は日本の有事」「戦う覚悟を持て」などという言葉にも大きな反対の声があがりません。
しかし、これは戦前に「満蒙は日本の生命線」と言ったことと同じです。
現在「台湾」は国際的には中国の一部です。アメリカも日本もそうしています。
国として認めているのは、2023年3月現在で13か国、ヨーロッパではバチカンだけです。
なのに、アメリカは盛んに「台湾」に武器を援助し、議員を送り、5月には「台湾」と海軍の軍事演習までやっています。
日本も、同様、議員を送り、盛んに「台湾」を援助しています。
これは、中国から見ればまさに「言行不一致」の内政干渉です。
しかも、ウクライナでも同じようなことが行われていたのです。
ウクライナは親ロ・中立の立場をとっていましたが、米欧は2014年にマイダン革命を起こし、その後武器を送りNATO軍との合同演習までやっていたのです。
その結果ウクライナ戦争が起きました。
ですから、今回の衆院選は、今後の日本の「戦争と平和」の問題が真に問われる選挙だといえます。
しかし、残念ながらこの問題では、与野党の多くは「対米従属下での軍拡・改憲・戦争準備の大政翼賛状況」になりつつあります。
これは、非常に危険なことです。
それでも、一部の野党や勤労市民の中には、こうした動きに抗して戦おうとしている人たちも全国各地にいます。
したがって、今回の衆院選では、軍拡・改憲・戦争にはっきりと反対している候補者の一人でも多くの当選を勝ちとることが何より大事だと思います。
これが衆院選の本当の闘いだといえるでしょう。
戦前の1928年、山本宣治は帝国議会で治安維持法の改悪に反対し、
「山宣独り孤塁を守る!だが僕は淋しくない、背後には多くの大衆が支持しているから」
と述べたといいます(翌年暗殺される)。
あれから96年。今また同じようなことが起きつつあります。
しかし、いまは独りではありません。また、背後では多くの大衆が支持しています。
ですから私たちは、一人でも多くのそうした候補者を当選させましょう。
そのため私は、杉並8区で、改憲反対の吉田はるみ候補を応援し、仲間と街宣をやっています。
全国の皆さん、共に闘いましょう。
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