▲ 2月27日都教委要請の報告
2月27日午後、都教委要請を行いました。参加者は9名(保護者ねっとわーく5人、都立国際高校元保護者3人)。 場所は25階104会議室。
都側は通例どおり教育庁総務部教育情報課課長(黒田氏)と係長(徳田氏)が応対。
まず保護者ねっとわーくの保護者有志からの要請文(文末参照)と「校長先生への手紙」発信と賛同者の報告、次に国際高校保護者有志からの要請文と校長あて要請報告、3番目に「ベアテ憲法ゼミ」からの再要請を行いました。
その後参加者からの意見表明。
・はじめて要請に来た。子どもたちのことを真摯に考え、子どものサイドに立つ教育であってほしい。
・卒業すると学校にも突き放されてしまう。社会から落ちこぼれさせられる若者たちに対して誰がどう関わるのか。
・多様化というと聞こえがいいが、統廃合や学校再編などいろいろ変化し、よくわからない。高校教育全般についての方針・計画は?
・いつも一方的に聞き置かれるだけで所管に直接話すことができない。このような都のやりかた自体を批判する。
・このようなあり方でいいのかと自分に問いながら仕事をしてほしい。
課長は「皆さんからの要請と熱意を所管部門に伝える」を繰り返すのみ。
Q「あなたは都立高校の出身か」、
Q「なぜ私たちの質問に答えられる人がここに一人もいないのか」という問いにも
A「ここは質疑の場ではないので答えない」。
これらの要請に対する所管部門からの回答を要求。2週間以内にFAXされる予定です。課長の「予定の30分を過ぎたので」の言葉で打ち切られました。
要請後、マスコミ各社に説明、資料配布を行い、朝日新聞から簡単な取材を受けました。朝日新聞は教育関連記事で取り扱いたいと言っていましたが、翌(28日)朝刊にはまだ載っていません。
また都議会本会議開会中の各党議員事務所を訪れて、報告を行いました。たまたま休憩で戻った伊沢けいこ議員、福士敬子議員に会うことができました。伊沢議員の29日の一般質問に注目です。
以上簡単な報告です。お忙しい中参加された皆様、お疲れさまでした。
(文責:勝守)
▲ 保護者有志一同からの要請文===================
東京都教育委員会御中
東京都教育庁御中
東京都の学校教育に日々ご精進いただきありがとうございます。
私たちは都立学校児童・生徒の保護者です。
東京都教育委員会が2003年10月にいわゆる「10.23通達」を発出されてから5回目の卒業式、入学式シーズンをむかえました。式典ではどの学校も、通達で指定された「壇上に日の丸を掲げ、起立して君が代を斉唱する」形式で一律に実施されています。そしてこれに従わない教職員が次々に処分されるという事態になっております。私たちは保護者として、このような事態が続くことに大変心を痛めております。毎年私たち保護者は「式典で参加者に国旗・国歌の強制はしないでほしい」というお願いをしてまいりました。
2006年9月21日、東京地方裁判所において、この「10・23通達」ならびにそれにもとづく職務命令が違憲・違法であるとの判決が下されました。さらに2008年2月7日には不起立のための嘱託採用拒否は明らかに行き過ぎで損害賠償すべきとの地裁判決が出されました。しかしながら都は控訴し、東京都教育委員会の姿勢は変わらず、校長先生に職務命令を出させて強制に従わない先生方を処分し続けています。
いまや君が代起立斉唱の強制は礼儀の次元を越えて、人権問題となっています。東京都教育委員会は人権を守るどころか、校長先生方に個人の思想・信条の自由(憲法19条)を侵す憲法違反の職務命令を出させ、公務員の憲法尊重擁護義務(憲法99条)に違反するなど憲法を真っ向から踏みにじる行為を行っています。
私たちは保護者として、都民として、このような間違った施策にはっきり異議を申し立てる責務があると考えます。
つきましては、東京都教育委員会に対して以下のことを強く要請するものです。
1. 10.23通達を撤回すること
2. 10.23通達に基づく一切の懲戒処分・厳重注意等を取り消すこと
3. 卒業式・入学式等における一切の日の丸・君が代の強制をやめ、各学校の自由な選択・判断での式を保障すること。
4. 東京高等裁判所に対する控訴を取り下げること
2008年2月27日 都立学校保護者有志一同
(連絡先 E-mail toritu_hogosha@yahoo.co.jp)
2月27日午後、都教委要請を行いました。参加者は9名(保護者ねっとわーく5人、都立国際高校元保護者3人)。 場所は25階104会議室。
都側は通例どおり教育庁総務部教育情報課課長(黒田氏)と係長(徳田氏)が応対。
まず保護者ねっとわーくの保護者有志からの要請文(文末参照)と「校長先生への手紙」発信と賛同者の報告、次に国際高校保護者有志からの要請文と校長あて要請報告、3番目に「ベアテ憲法ゼミ」からの再要請を行いました。
その後参加者からの意見表明。
・はじめて要請に来た。子どもたちのことを真摯に考え、子どものサイドに立つ教育であってほしい。
・卒業すると学校にも突き放されてしまう。社会から落ちこぼれさせられる若者たちに対して誰がどう関わるのか。
・多様化というと聞こえがいいが、統廃合や学校再編などいろいろ変化し、よくわからない。高校教育全般についての方針・計画は?
・いつも一方的に聞き置かれるだけで所管に直接話すことができない。このような都のやりかた自体を批判する。
・このようなあり方でいいのかと自分に問いながら仕事をしてほしい。
課長は「皆さんからの要請と熱意を所管部門に伝える」を繰り返すのみ。
Q「あなたは都立高校の出身か」、
Q「なぜ私たちの質問に答えられる人がここに一人もいないのか」という問いにも
A「ここは質疑の場ではないので答えない」。
これらの要請に対する所管部門からの回答を要求。2週間以内にFAXされる予定です。課長の「予定の30分を過ぎたので」の言葉で打ち切られました。
要請後、マスコミ各社に説明、資料配布を行い、朝日新聞から簡単な取材を受けました。朝日新聞は教育関連記事で取り扱いたいと言っていましたが、翌(28日)朝刊にはまだ載っていません。
また都議会本会議開会中の各党議員事務所を訪れて、報告を行いました。たまたま休憩で戻った伊沢けいこ議員、福士敬子議員に会うことができました。伊沢議員の29日の一般質問に注目です。
以上簡単な報告です。お忙しい中参加された皆様、お疲れさまでした。
(文責:勝守)
▲ 保護者有志一同からの要請文===================
東京都教育委員会御中
東京都教育庁御中
東京都の学校教育に日々ご精進いただきありがとうございます。
私たちは都立学校児童・生徒の保護者です。
東京都教育委員会が2003年10月にいわゆる「10.23通達」を発出されてから5回目の卒業式、入学式シーズンをむかえました。式典ではどの学校も、通達で指定された「壇上に日の丸を掲げ、起立して君が代を斉唱する」形式で一律に実施されています。そしてこれに従わない教職員が次々に処分されるという事態になっております。私たちは保護者として、このような事態が続くことに大変心を痛めております。毎年私たち保護者は「式典で参加者に国旗・国歌の強制はしないでほしい」というお願いをしてまいりました。
2006年9月21日、東京地方裁判所において、この「10・23通達」ならびにそれにもとづく職務命令が違憲・違法であるとの判決が下されました。さらに2008年2月7日には不起立のための嘱託採用拒否は明らかに行き過ぎで損害賠償すべきとの地裁判決が出されました。しかしながら都は控訴し、東京都教育委員会の姿勢は変わらず、校長先生に職務命令を出させて強制に従わない先生方を処分し続けています。
いまや君が代起立斉唱の強制は礼儀の次元を越えて、人権問題となっています。東京都教育委員会は人権を守るどころか、校長先生方に個人の思想・信条の自由(憲法19条)を侵す憲法違反の職務命令を出させ、公務員の憲法尊重擁護義務(憲法99条)に違反するなど憲法を真っ向から踏みにじる行為を行っています。
私たちは保護者として、都民として、このような間違った施策にはっきり異議を申し立てる責務があると考えます。
つきましては、東京都教育委員会に対して以下のことを強く要請するものです。
1. 10.23通達を撤回すること
2. 10.23通達に基づく一切の懲戒処分・厳重注意等を取り消すこと
3. 卒業式・入学式等における一切の日の丸・君が代の強制をやめ、各学校の自由な選択・判断での式を保障すること。
4. 東京高等裁判所に対する控訴を取り下げること
2008年2月27日 都立学校保護者有志一同
(連絡先 E-mail toritu_hogosha@yahoo.co.jp)
以上
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