▼ 「つくる会」教科書を採択した2名の教育委員再任
=ご報告=
11月26日、杉並区で「つくる会」教科書を3年前に採択した大蔵雄之助(77歳)、宮坂公夫(75歳)の両教育委員の「再任」について区議会で上程され、可決されました。私たちは区議会議員への訴えを続けてきましたが、区民の声を生かしてもらえなかったことを大変残念に思います。
この点に関して、簡単にご報告します。
26日午後に行われた人事案件の、大蔵氏の採決の時、公明党が退席しまた。
同時に、同採決に反対の野党15名が退席。
会議場には22名。定足数の24名を割ったので採決ができなくなり、議事は暫時休憩となりました。
その時、席に残ったのは、
自民 :15名。
民主 : 6名(民主党議員1名は欠席)
無所属議員:1名
----------------------
22名
退席した人
公明党:7名(議長除く残り7名)
共産党:6名
社民党・みどり :3名
生活者ネット:2名
無所属:4名
----------------------
22名
他欠席議員 無所属2、民主党1
合計25名の欠席により、本来ならば議会は成立せず、同人事案件は延期、再検討となってしかるべきものでした。
しかし、この後、休憩1時間ほどの後、「与党」公明党は、議場に戻って、採決し、2人の任命を可決しました。
公明党が議場に戻ったために、この人事案件は大蔵、宮坂両氏の人事案件は「再任」で議決されてしまったわけです。
私たちは、議員個別にメールを送ったり、会派回りを行いましたが、個人的には反対の意向を示した公明党、民主党区議も「与党」であることを理由に賛成に回ったのです。
4年間の教育委員の任期を考えると、両候補はあまりに高齢すぎるという意見や、田母神論文と同様の立場に立って、「つくる会」教科書を選んだ、大蔵氏、宮坂氏の再任に疑問を示す議員もいたのにもかかわらず、結果としてこれらの意見を公明党、民主党は封殺したのです。
特に民主党が、欠席者1名を除き全員「賛成」に回ったことは、当日区議会傍聴をしていた区民の失望を招きました。この責任は重大です。
連合系の杉並区教職員組合の直接の訴えも民主党は裏切りました。
また、公明党も一旦は議場を退出したのですから、「与党」として今回の人事案件について、もっと粘り強く対応してもらいたかったと思います。
教育委員の任期切れは30日でしたので、まだ26日の時点では、再考の余地があったのに、 それを、わずか1時間でひるがえしてしまったのです。
この両党の区民の声を無視した結果は大変残念でなりません。
しかし、少数野党が一致して行動をともにしたことは、今後の議会にとっても貴重な成果だと思います。
しかも、与党である生活者ネットも、毅然として自らの考えを打ち出したことは、「与党」だからと山田区政に全て追随すれば良いものではではないことを行動で示しました。
私たちは、今後も粘り強く来年の「つくる会」教科書の再採択阻止に向けて、運動を進めてゆきたいと考えます。
取り急ぎ、今回全国から、杉並区区議会議員に働きかけてくださったみなさまへ、報告とさせていただきます。
※【参考までに、区議会議員の氏名をあげておきます】
◆最終的に人事案件に賛成した区議会議員
大泉時男 はなし俊郎 吉田あい 松浦芳子 関昌央 伊田としゆき 斉藤常男 木梨もりよし
(以上自由民主党杉並区議団)
富本卓 藤本なおや 井口かづ子 大熊昌巳 河野庄次郎 小泉やすお 今井讓
(以上杉並自民議員倶楽部)
田代さとし 田中朝子 増田裕一 安斉あきら 山田なおこ 小川宗次郎
(以上民主党)
岩田いくま
(区政杉並クラブ)
◆一度退席したものの、戻されて賛成した公明党議員 (議長1名除く)
島田敏光 渡辺富士雄 横山えみ 大槻城一 中村康弘 北明範 川原口宏之
(以上公明党)
◆採決時に退席した議員
藤原淳一 原口昭人 くすやま美紀 原田あきら 小倉順子 鈴木信男 (以上日本共産党)
小野清人 奥山たえこ すぐろ奈緒 (以上社会民主党・みどり)
小松久子 市橋綾子 (生活者ネットワーク)
北島邦彦 (都政を革新する会)
けしば誠一 (無所属区民派)
松尾ゆり (杉並わくわく会議)
堀部やすし (無所属)
◆本会議欠席者
河津利恵子(民主党) 太田哲二(区政杉並クラブ) いがらしちよ(区政杉並クラブ)
★当日の模様はJANJAN記事をご覧ください
杉並区議会「つくる会」支持の教育委員2氏の再任を承認@JANJAN12/1 [渡辺容子]
http://www.news.janjan.jp/government/0812/0811292534/1.php
2008.12.02 Tuesday
『杉並の教育を考えるみんなの会ブログ』
http://blog.sugimina.com/
=ご報告=
11月26日、杉並区で「つくる会」教科書を3年前に採択した大蔵雄之助(77歳)、宮坂公夫(75歳)の両教育委員の「再任」について区議会で上程され、可決されました。私たちは区議会議員への訴えを続けてきましたが、区民の声を生かしてもらえなかったことを大変残念に思います。
この点に関して、簡単にご報告します。
26日午後に行われた人事案件の、大蔵氏の採決の時、公明党が退席しまた。
同時に、同採決に反対の野党15名が退席。
会議場には22名。定足数の24名を割ったので採決ができなくなり、議事は暫時休憩となりました。
その時、席に残ったのは、
自民 :15名。
民主 : 6名(民主党議員1名は欠席)
無所属議員:1名
----------------------
22名
退席した人
公明党:7名(議長除く残り7名)
共産党:6名
社民党・みどり :3名
生活者ネット:2名
無所属:4名
----------------------
22名
他欠席議員 無所属2、民主党1
合計25名の欠席により、本来ならば議会は成立せず、同人事案件は延期、再検討となってしかるべきものでした。
しかし、この後、休憩1時間ほどの後、「与党」公明党は、議場に戻って、採決し、2人の任命を可決しました。
公明党が議場に戻ったために、この人事案件は大蔵、宮坂両氏の人事案件は「再任」で議決されてしまったわけです。
私たちは、議員個別にメールを送ったり、会派回りを行いましたが、個人的には反対の意向を示した公明党、民主党区議も「与党」であることを理由に賛成に回ったのです。
4年間の教育委員の任期を考えると、両候補はあまりに高齢すぎるという意見や、田母神論文と同様の立場に立って、「つくる会」教科書を選んだ、大蔵氏、宮坂氏の再任に疑問を示す議員もいたのにもかかわらず、結果としてこれらの意見を公明党、民主党は封殺したのです。
特に民主党が、欠席者1名を除き全員「賛成」に回ったことは、当日区議会傍聴をしていた区民の失望を招きました。この責任は重大です。
連合系の杉並区教職員組合の直接の訴えも民主党は裏切りました。
また、公明党も一旦は議場を退出したのですから、「与党」として今回の人事案件について、もっと粘り強く対応してもらいたかったと思います。
教育委員の任期切れは30日でしたので、まだ26日の時点では、再考の余地があったのに、 それを、わずか1時間でひるがえしてしまったのです。
この両党の区民の声を無視した結果は大変残念でなりません。
しかし、少数野党が一致して行動をともにしたことは、今後の議会にとっても貴重な成果だと思います。
しかも、与党である生活者ネットも、毅然として自らの考えを打ち出したことは、「与党」だからと山田区政に全て追随すれば良いものではではないことを行動で示しました。
私たちは、今後も粘り強く来年の「つくる会」教科書の再採択阻止に向けて、運動を進めてゆきたいと考えます。
取り急ぎ、今回全国から、杉並区区議会議員に働きかけてくださったみなさまへ、報告とさせていただきます。
※【参考までに、区議会議員の氏名をあげておきます】
◆最終的に人事案件に賛成した区議会議員
大泉時男 はなし俊郎 吉田あい 松浦芳子 関昌央 伊田としゆき 斉藤常男 木梨もりよし
(以上自由民主党杉並区議団)
富本卓 藤本なおや 井口かづ子 大熊昌巳 河野庄次郎 小泉やすお 今井讓
(以上杉並自民議員倶楽部)
田代さとし 田中朝子 増田裕一 安斉あきら 山田なおこ 小川宗次郎
(以上民主党)
岩田いくま
(区政杉並クラブ)
◆一度退席したものの、戻されて賛成した公明党議員 (議長1名除く)
島田敏光 渡辺富士雄 横山えみ 大槻城一 中村康弘 北明範 川原口宏之
(以上公明党)
◆採決時に退席した議員
藤原淳一 原口昭人 くすやま美紀 原田あきら 小倉順子 鈴木信男 (以上日本共産党)
小野清人 奥山たえこ すぐろ奈緒 (以上社会民主党・みどり)
小松久子 市橋綾子 (生活者ネットワーク)
北島邦彦 (都政を革新する会)
けしば誠一 (無所属区民派)
松尾ゆり (杉並わくわく会議)
堀部やすし (無所属)
◆本会議欠席者
河津利恵子(民主党) 太田哲二(区政杉並クラブ) いがらしちよ(区政杉並クラブ)
★当日の模様はJANJAN記事をご覧ください
杉並区議会「つくる会」支持の教育委員2氏の再任を承認@JANJAN12/1 [渡辺容子]
http://www.news.janjan.jp/government/0812/0811292534/1.php
2008.12.02 Tuesday
『杉並の教育を考えるみんなの会ブログ』
http://blog.sugimina.com/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます