◇ ひげ裁判 勝った
日本郵政が控訴断念 人権が守られる職場を
郵政職場の人権・人格権を問う、“ひげ”“長髪”裁判の高裁勝利判決が11月12日、日本郵便株式会社が控訴を断念して、確定したとの知らせが届いた。
神戸地裁に提訴してから1年9カ月、完全勝利に喜び合ったが、人権・人格権が大切にされる職場風土を創っていくのはこれからだと、支援する会は決意を新たにしている。
これより前、11月9日、神戸市勤労会館で「郵政職場の人権・人格権を問う、“ひげ”“長髪”裁判闘争報告集会」が開かれた。
森博行弁護士から、裁判闘争の経過と判決の解説を受け、この控訴審判決の大きな意義を磯認した。
争点であった「ひげ・長髪の一律禁止という身だしなみ基準」「業務面での特殊担務と夜勤のみの指定」「職能調整額5400円のカット(夏・冬一時金分含め)」「ひげを剃るよう執拗に迫った指導のあり方」について会社側の姿勢をすべて違法と断定し、「経済的精神的損害賠償」も認める画期的な判決内容だ。
さらに神戸地裁での一審判決を前進させ深める内容となっていて、「経営権より人権・人格権が優先する」ことを明言している。
原告である芝さんは、「これまで支えていただいた仲間に感謝します。判決が確定しても、ひとつの区切りとして、人権・人格権・働く者の尊厳の問題としてこれからも職場で取り組んでいきたい」とお礼と決意を述べた。
(MBF有志の会ニュースより)※MBF=Mind Body Free
『週刊新社会』(2010/12/7)
日本郵政が控訴断念 人権が守られる職場を
郵政職場の人権・人格権を問う、“ひげ”“長髪”裁判の高裁勝利判決が11月12日、日本郵便株式会社が控訴を断念して、確定したとの知らせが届いた。
神戸地裁に提訴してから1年9カ月、完全勝利に喜び合ったが、人権・人格権が大切にされる職場風土を創っていくのはこれからだと、支援する会は決意を新たにしている。
これより前、11月9日、神戸市勤労会館で「郵政職場の人権・人格権を問う、“ひげ”“長髪”裁判闘争報告集会」が開かれた。
森博行弁護士から、裁判闘争の経過と判決の解説を受け、この控訴審判決の大きな意義を磯認した。
争点であった「ひげ・長髪の一律禁止という身だしなみ基準」「業務面での特殊担務と夜勤のみの指定」「職能調整額5400円のカット(夏・冬一時金分含め)」「ひげを剃るよう執拗に迫った指導のあり方」について会社側の姿勢をすべて違法と断定し、「経済的精神的損害賠償」も認める画期的な判決内容だ。
さらに神戸地裁での一審判決を前進させ深める内容となっていて、「経営権より人権・人格権が優先する」ことを明言している。
原告である芝さんは、「これまで支えていただいた仲間に感謝します。判決が確定しても、ひとつの区切りとして、人権・人格権・働く者の尊厳の問題としてこれからも職場で取り組んでいきたい」とお礼と決意を述べた。
(MBF有志の会ニュースより)※MBF=Mind Body Free
『週刊新社会』(2010/12/7)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます