★ 立川、葛飾に続く「言論表現の自由」圧殺を許すな! ★
最高裁は「表現そのものを処罰すること」の憲法適合性を判断せよ!
■□■ 第9回最高裁要請行動4月13日(水)10:15最高裁東門集合 ■□■
第8回・最高裁要請(1月28日)報告
◎ 人権の国際標準を尊重する最高裁を!
日韓サッカーをめぐる問題で発言相次ぐ
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「シマエナガ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
(事務局・花輪) 要請書を提出。添付資料について説明。
「一般的意見34」(【添付資料2】クリック)には、自由権規約19条(表現の自由)に関する委員会の最新の解説がしめされている。自由権規約委員会は18人の委員で構成され、委員長は岩沢雄司東大教授である。日本は委員会の中で名誉と責任ある地位を占めている。この意見の尊重を要望する。
国際人権規約日本委員会は国連特別報告者の来日調査(【添付資料3】クリック)を要請している。国内人権6事件の3番目に藤田事件もとりあげられている。
教育現場では「日の丸・君が代」が神聖で不可侵のように扱われている。一つの価値観で序列化し、個性豊かな多様性は認められない。不可侵なものがあるとすれば、基本的人権であることを最高裁は認めてほしい。
(元・中学校教員) この事件を起こしたのは都教委と学校当局である。証拠改竄の問題も出た以上、きちんと審理すべき。「日の君」がこの百年、果たしてきた役割をきちんと考えたい。「日の君」の下に戦場へ、という歴史のことを。
(元高校教員、予防訴訟の原告) 日韓サッカーで、「日の丸」を掲げた応援は、韓国にはインパクトになる、この現実は残念である。教室の中で、十分、歴史についてふれられていなかったのではないか。国際的には問題になることを判断していない。
(元・都職員) 世界中の学校で国旗国歌、決してやっていない。アメリカ、中国、北朝鮮くらいか。アメリカにはバーネット判決があり、強制はない。強制しているのは、中国、北朝鮮、日本くらいである。調べてほしい。
(元板橋高校教員) 日韓サッカーの後、一選手が日本を揶揄するパフォーマンス、猿の顔真似をした。「旭日旗を見て、絶句した」と。それへの非難がブログに沢山ある。韓国と日本の子どもの歴史の違いを感じる。「日の丸」強制で韓国の子とつきあえるのか、否だ。ここできちんとしないと、アジアの中で孤立し生きていけない。
(言論表現の自由を守る会) 日弁連の冤罪調査委員会は、村木さんの事件は明らかなデッチアゲ事件としている。藤田さんの件も、事件でないものを事件にした。なぜこんなことが21世紀におこるのか。ICレコーダの改竄も極めて重大、事実調査をただちにやってほしい。一日も早く、藤田さんを解放してほしい。
(藤田) ICレコーダ改竄問題を報じた東京新聞を8部届けた。担当書記官、裁判官に届いたか?
(訟廷首席書記官補佐・矢後) 行ったと思う。
(藤田) 起訴状には、ICレコーダ解析書を写して書いている。ところがレコーダの音声にはない。このことは東京地裁判決で認めている。
①証拠に基づかない起訴状であり、訴状そのもの、裁判の初めから間違っている。
②被害届には「建造物侵入」とあり、威力業務妨害とは関係ない裁判だ。
③ICレコーダ、違法収集の証拠ではないか。許可なく秘かに持ち込んだものを刑事事件の証拠にしてよいのか。重大な問題である。
④刑法234条の「威力」とは何か、厳密に考えてほしい。
最高裁第一小法廷は石神井公園駅痴漢事件で、手が「強皮病」という難病の男性を有罪にした。明らかな冤罪である。最高裁は世の人の怨嗟の的になる。世間の常識とずれちゃっているのではないか、強く抗議しておく。
(事務局・福井) 高裁判決は53ページ、うち事実認定の主張が32ページを占める。田中教頭の供述が正しく、被告側証言は全て却下という内容。田中教頭が校長室を出て、体育館に着く時間が逆になっている。きちんと対応してほしい。
二人の発言で、日本とアジアとの関わりの問題が指摘された。私は中国で学生を相手にした生活を数年送った。中国の学生、人々はとても親切に対してくれる。が、戦争の時の「日の丸」には、親、年寄りは厳しい印象、記憶を持つ。今後の日本がアジアの中で共に手を携えて生きるためには、過去の歴史を反省することより、新しい戦前とも言えるような今のやり方には、非常に危惧している。
次回は書記官の出席を強く強く求めたい。
『藤田先生を応援する会通信』(第46号 2011/3/4)
最高裁は「表現そのものを処罰すること」の憲法適合性を判断せよ!
■□■ 第9回最高裁要請行動4月13日(水)10:15最高裁東門集合 ■□■
第8回・最高裁要請(1月28日)報告
◎ 人権の国際標準を尊重する最高裁を!
日韓サッカーをめぐる問題で発言相次ぐ
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「シマエナガ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
(事務局・花輪) 要請書を提出。添付資料について説明。
「一般的意見34」(【添付資料2】クリック)には、自由権規約19条(表現の自由)に関する委員会の最新の解説がしめされている。自由権規約委員会は18人の委員で構成され、委員長は岩沢雄司東大教授である。日本は委員会の中で名誉と責任ある地位を占めている。この意見の尊重を要望する。
国際人権規約日本委員会は国連特別報告者の来日調査(【添付資料3】クリック)を要請している。国内人権6事件の3番目に藤田事件もとりあげられている。
教育現場では「日の丸・君が代」が神聖で不可侵のように扱われている。一つの価値観で序列化し、個性豊かな多様性は認められない。不可侵なものがあるとすれば、基本的人権であることを最高裁は認めてほしい。
(元・中学校教員) この事件を起こしたのは都教委と学校当局である。証拠改竄の問題も出た以上、きちんと審理すべき。「日の君」がこの百年、果たしてきた役割をきちんと考えたい。「日の君」の下に戦場へ、という歴史のことを。
(元高校教員、予防訴訟の原告) 日韓サッカーで、「日の丸」を掲げた応援は、韓国にはインパクトになる、この現実は残念である。教室の中で、十分、歴史についてふれられていなかったのではないか。国際的には問題になることを判断していない。
(元・都職員) 世界中の学校で国旗国歌、決してやっていない。アメリカ、中国、北朝鮮くらいか。アメリカにはバーネット判決があり、強制はない。強制しているのは、中国、北朝鮮、日本くらいである。調べてほしい。
(元板橋高校教員) 日韓サッカーの後、一選手が日本を揶揄するパフォーマンス、猿の顔真似をした。「旭日旗を見て、絶句した」と。それへの非難がブログに沢山ある。韓国と日本の子どもの歴史の違いを感じる。「日の丸」強制で韓国の子とつきあえるのか、否だ。ここできちんとしないと、アジアの中で孤立し生きていけない。
(言論表現の自由を守る会) 日弁連の冤罪調査委員会は、村木さんの事件は明らかなデッチアゲ事件としている。藤田さんの件も、事件でないものを事件にした。なぜこんなことが21世紀におこるのか。ICレコーダの改竄も極めて重大、事実調査をただちにやってほしい。一日も早く、藤田さんを解放してほしい。
(藤田) ICレコーダ改竄問題を報じた東京新聞を8部届けた。担当書記官、裁判官に届いたか?
(訟廷首席書記官補佐・矢後) 行ったと思う。
(藤田) 起訴状には、ICレコーダ解析書を写して書いている。ところがレコーダの音声にはない。このことは東京地裁判決で認めている。
①証拠に基づかない起訴状であり、訴状そのもの、裁判の初めから間違っている。
②被害届には「建造物侵入」とあり、威力業務妨害とは関係ない裁判だ。
③ICレコーダ、違法収集の証拠ではないか。許可なく秘かに持ち込んだものを刑事事件の証拠にしてよいのか。重大な問題である。
④刑法234条の「威力」とは何か、厳密に考えてほしい。
最高裁第一小法廷は石神井公園駅痴漢事件で、手が「強皮病」という難病の男性を有罪にした。明らかな冤罪である。最高裁は世の人の怨嗟の的になる。世間の常識とずれちゃっているのではないか、強く抗議しておく。
(事務局・福井) 高裁判決は53ページ、うち事実認定の主張が32ページを占める。田中教頭の供述が正しく、被告側証言は全て却下という内容。田中教頭が校長室を出て、体育館に着く時間が逆になっている。きちんと対応してほしい。
二人の発言で、日本とアジアとの関わりの問題が指摘された。私は中国で学生を相手にした生活を数年送った。中国の学生、人々はとても親切に対してくれる。が、戦争の時の「日の丸」には、親、年寄りは厳しい印象、記憶を持つ。今後の日本がアジアの中で共に手を携えて生きるためには、過去の歴史を反省することより、新しい戦前とも言えるような今のやり方には、非常に危惧している。
次回は書記官の出席を強く強く求めたい。
(志村秀三)
『藤田先生を応援する会通信』(第46号 2011/3/4)
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