東京「君が代」裁判原告団 星野です。
07処分撤回請求 人事委員会審理 傍聴者の声 その(4)―①を送ります。長いので2回に分けて送ります。
☆ 07処分撤回請求 人事委員会審理 傍聴者の声その(4)―①【2009・7・24】 ☆
◎ 教頭先生は、鋭い罵声で『起立!!』と喚く。ありえない!!!!
◆卒業式18グループ(9名)(処分時の学校:向丘、北豊島工業、赤羽商業、江北・2名、青井、葛飾野、江戸川・2名)
「審理室」 《撮影:平田 泉》
*「生徒・来賓・保護者からも『良い卒業式でしたね』と感謝の言葉をもらった先生を『信用失墜行為』と決めつけるとは、都教委は何を見ているのだろう。『全体の奉仕者』をかなぐり捨てているのは都教委だ。
『"完全な者"が1つの事を"下僕"に強制する扱いを許したら、60数年前の悲劇が日本を襲うことになる』とはその通りであると思う。船場吉兆、赤福、三笠フーズ、ミートホープ、時津風部屋…そして都教委。『一律処分』することが、どんな結果を招くのか、すでにどんどん現実になっている。」 (被処分原告)
*「私は今年で二十二歳になる、この問題が世間に知られる様になり始めた最中の高校卒業生の一人として、本日の陳述を拝聴させて頂いた者です。そして陳述を拝聴しながら、当時の自分を深く思い返して居ました。
率直に言いますが、私は日の丸と今の日本国歌が嫌いです。誰かを傷つける事を当り前とし、それを象徴する戦時中からある旗。それを容認し、自身を神と偽り人を殺した天皇を称え永世に続く事を願う歌。それらが私は堪えがたく、『好きではない』などとオブラートに包めないまでに『大っっっ嫌い』です。
だから私は自身の卒業式において、日の丸に対する一礼をしませんでした。誰が人殺しの象徴に向かって礼なぞするものですか。これは人間として許された、思想・言動の自由ですから。
そしてもちろん、国歌斉唱時に起立して歌いませんでした。あたりまえです。なんで人殺しを崇拝する国家の象徴を称える歌を、敬意を表して起立までして歌わねばならないのか。
なのに当時の教頭先生は、鋭い罵声で『起立!!』と喚く。ありえない!!!!」 (都立高卒業生)
*「①都立高校の教育を支えてきた方々が、自己の教育理念に従いやむにやまれぬ気持ちで、国歌斉唱時に起立しなかったことを、改めて強く感じました。
②教員だけでなく、栄養士の方の陳述も学校を支えているのは誰なのかを考えさせられ、大変感動しました。
③いつも思うのですが、このような素晴らしい陳述が都教委や校長、副校長などの『当事者』、また公正な第三者機関であるべき人事委員会に、どう受け止められているのでしょうか。
④それにしても都立高校の職場は年々悪くなっていますね。ひどい校長や副校長の存在、信じられないくらいです。」 (被処分原告)
*「私は、子供は、人形でも機械でも何かの部品でもありません。確たる意思を持った、一人の人間です。何故価値観を否定されなければいけないのでしょうか。何故気持ちを、心を、ないがしろにされなければならないのでしょうか。もしや今の日本では、学生と言う身分では表現や言動の自由は持てないのでしょうか。許されないのでしょうか。だとしたら、それこそが許しがたい事だと思います。
今回の陳述を聞いて、私にはとても共感を感じ、賛同する事が出来ました。また同時に、生徒の・子供の気持ちや心を思い、憂い、案じ、考えて居て下さる先生方がこんな不当な処分を受けた事に、激しい怒りを感じています。
先生方の勝訴を心から願うと共に、生徒・子供の個々を重んじた教育を先生方が出来る日が一日も早く来る事を、私は信じて居ます。ずっと。
(略)
銃では無く人の手を取れる今を
涙では無く笑顔を浮かべる君を
何よりも大切で、愛しく思う
繰り返す惨劇など要らない
平和な日を貴方に、平穏な日を子供に
それだけを、唯唯願う」 (卒業生)
*「すべて 素晴らしい意見陳述でした。教育とは何かを考えさせていただきました。特に給食栄養士のTさんの陳述は、生徒は教員だけではなく、給食の作業員、用務職員、事務職員など多様な職員によって見守られながら成長することを明らかにしました。
また、行政職にも職務命令を出し、(それも、その都度異なる内容の)処分することを許すことはできません。」 (被解雇者)
<ヒゲメモ>
2003年「10・23通達」が出されて6年目を迎える。本日の陳述の中にも、「学校は生徒のためにあるものではない」と平気で発言する校長も現れ、荒廃が急速に促進されています。
校長に「おかしい」と発言する教職員は、「あなたは戦力外です、異動させます。」と、本来教育現場では絶対に許すことのできない、「いじめ・見せしめ」が公然と進行しています。
都庁39階の狭い人事委員会審理室で、毎回「なぜ、歌うこと、立てなかったことができないのか」、公正な審判を求めて、不当処分撤回の心からの陳述が継続されています。
「ここでの出来事を、全国に、さらに世界に知らせるために、傍聴者の声を!」 今回も沢山の方が書いていただきました。2回に分けて送らせていただきます。
(請求人・代理人20名。傍聴支援者42名。心から感謝。 星野)
07処分撤回請求 人事委員会審理 傍聴者の声 その(4)―①を送ります。長いので2回に分けて送ります。
☆ 07処分撤回請求 人事委員会審理 傍聴者の声その(4)―①【2009・7・24】 ☆
◎ 教頭先生は、鋭い罵声で『起立!!』と喚く。ありえない!!!!
◆卒業式18グループ(9名)(処分時の学校:向丘、北豊島工業、赤羽商業、江北・2名、青井、葛飾野、江戸川・2名)
「審理室」 《撮影:平田 泉》
*「生徒・来賓・保護者からも『良い卒業式でしたね』と感謝の言葉をもらった先生を『信用失墜行為』と決めつけるとは、都教委は何を見ているのだろう。『全体の奉仕者』をかなぐり捨てているのは都教委だ。
『"完全な者"が1つの事を"下僕"に強制する扱いを許したら、60数年前の悲劇が日本を襲うことになる』とはその通りであると思う。船場吉兆、赤福、三笠フーズ、ミートホープ、時津風部屋…そして都教委。『一律処分』することが、どんな結果を招くのか、すでにどんどん現実になっている。」 (被処分原告)
*「私は今年で二十二歳になる、この問題が世間に知られる様になり始めた最中の高校卒業生の一人として、本日の陳述を拝聴させて頂いた者です。そして陳述を拝聴しながら、当時の自分を深く思い返して居ました。
率直に言いますが、私は日の丸と今の日本国歌が嫌いです。誰かを傷つける事を当り前とし、それを象徴する戦時中からある旗。それを容認し、自身を神と偽り人を殺した天皇を称え永世に続く事を願う歌。それらが私は堪えがたく、『好きではない』などとオブラートに包めないまでに『大っっっ嫌い』です。
だから私は自身の卒業式において、日の丸に対する一礼をしませんでした。誰が人殺しの象徴に向かって礼なぞするものですか。これは人間として許された、思想・言動の自由ですから。
そしてもちろん、国歌斉唱時に起立して歌いませんでした。あたりまえです。なんで人殺しを崇拝する国家の象徴を称える歌を、敬意を表して起立までして歌わねばならないのか。
なのに当時の教頭先生は、鋭い罵声で『起立!!』と喚く。ありえない!!!!」 (都立高卒業生)
*「①都立高校の教育を支えてきた方々が、自己の教育理念に従いやむにやまれぬ気持ちで、国歌斉唱時に起立しなかったことを、改めて強く感じました。
②教員だけでなく、栄養士の方の陳述も学校を支えているのは誰なのかを考えさせられ、大変感動しました。
③いつも思うのですが、このような素晴らしい陳述が都教委や校長、副校長などの『当事者』、また公正な第三者機関であるべき人事委員会に、どう受け止められているのでしょうか。
④それにしても都立高校の職場は年々悪くなっていますね。ひどい校長や副校長の存在、信じられないくらいです。」 (被処分原告)
*「私は、子供は、人形でも機械でも何かの部品でもありません。確たる意思を持った、一人の人間です。何故価値観を否定されなければいけないのでしょうか。何故気持ちを、心を、ないがしろにされなければならないのでしょうか。もしや今の日本では、学生と言う身分では表現や言動の自由は持てないのでしょうか。許されないのでしょうか。だとしたら、それこそが許しがたい事だと思います。
今回の陳述を聞いて、私にはとても共感を感じ、賛同する事が出来ました。また同時に、生徒の・子供の気持ちや心を思い、憂い、案じ、考えて居て下さる先生方がこんな不当な処分を受けた事に、激しい怒りを感じています。
先生方の勝訴を心から願うと共に、生徒・子供の個々を重んじた教育を先生方が出来る日が一日も早く来る事を、私は信じて居ます。ずっと。
(略)
銃では無く人の手を取れる今を
涙では無く笑顔を浮かべる君を
何よりも大切で、愛しく思う
繰り返す惨劇など要らない
平和な日を貴方に、平穏な日を子供に
それだけを、唯唯願う」 (卒業生)
*「すべて 素晴らしい意見陳述でした。教育とは何かを考えさせていただきました。特に給食栄養士のTさんの陳述は、生徒は教員だけではなく、給食の作業員、用務職員、事務職員など多様な職員によって見守られながら成長することを明らかにしました。
また、行政職にも職務命令を出し、(それも、その都度異なる内容の)処分することを許すことはできません。」 (被解雇者)
<ヒゲメモ>
2003年「10・23通達」が出されて6年目を迎える。本日の陳述の中にも、「学校は生徒のためにあるものではない」と平気で発言する校長も現れ、荒廃が急速に促進されています。
校長に「おかしい」と発言する教職員は、「あなたは戦力外です、異動させます。」と、本来教育現場では絶対に許すことのできない、「いじめ・見せしめ」が公然と進行しています。
都庁39階の狭い人事委員会審理室で、毎回「なぜ、歌うこと、立てなかったことができないのか」、公正な審判を求めて、不当処分撤回の心からの陳述が継続されています。
「ここでの出来事を、全国に、さらに世界に知らせるために、傍聴者の声を!」 今回も沢山の方が書いていただきました。2回に分けて送らせていただきます。
(請求人・代理人20名。傍聴支援者42名。心から感謝。 星野)
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