パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

★ ふじのまい裁判、控訴審に向けた要請文(新規カンパ振込口座)更新

2023年05月16日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

~ふじのまい音楽教員免職処分取消訴訟についての要請~

地裁提訴:2018年9月25日
地裁判決:2023年3月16日(請求棄却)
期日回数:口頭弁論11回、証人尋問及び本人尋問1回、進行協議12回

1 免職処分までの経緯

 2017年4月に初任者として世田谷区立KM小学校の音楽専科教員として着任しました。まもなく指導教官にあたる家庭科教諭からパワーハラスメントを受けはじめました。職員室での大声での叱責や暴言が度重なり、私は精神的に苦しんでいました。
 同僚が数名、私のことを心配して副校長に相談しましたが、副校長からの話や指導教官への指導は全くありませんでした。私は自ら、教職員組合に相談しました。組合から教育委員会に相談し指導課長から校長に指導が入りました。それ以降、校長は指導教官を外し、それを副校長にさせるようになりました。
 教育委員会から指導が入った後、校長は私に、「これ以上組合に話すと、あなたの立場が悪くなる。学校や世田谷区教委にも迷惑がかかる」「あなたの身分は条件付だ。条件付採用とはどういうことかわかるか。」と脅迫的に何度も言いました。
 指導教官を外された後から、副校長の監視が始まりました。副校長からも酷いハラスメントを受けました。「この人は頭がおかしい」、「(インフルエンザにり患しているにもかかわらず)人手が足りない、解熱したらすぐ出てこれる。子どもとは違う」、「1週間休んでいたんだから(インフルエンザで)、電話当番しなさい。」などと人権を無視したような言動が何度もありました。
 さらに、元同僚の教諭からもハラスメント的な言動がありました。行事の際、音楽担当として指導に関わっているのに、「失敗したらあんたのせいだ。」と言われることが何度もありました。

 2018年2月5日に船越校長から不採用の通告を受けます。それ以降、船越校長から退職を強要されました。私は退職を拒否した結果、3月31日付で免職処分を通告されました。
 不採用を決めるのは校長です。上記した校長のことばが示すように、条件付き採用の身分の者はどんなにひどい仕打ちを受けても校長や副校長に従順でなければならない。組合に相談するような者は不採用。それが、校長が私を不採用とした理由ではないかと私は思ってきました。

 

2 免職処分を受けてから地裁訴訟について

 (1)口頭弁論期日 合計12回

 提訴後、被告都教委から出された証拠書面は、本来の職務実績記録とは異なった書式で書かれており、後で原告本人が都に開示請求した書面とは異なっていました。また、原告が行った教育活動には、52以上の不適切事案があったと被告は主張しましたが、それらは事実をねつ造したものでした。また、特別評価はすべてDとなっていました。
 指導記録として被告が出した書面に記載された内容や日時は、のちに被告から証拠として出した手帳や証言内容とは異なっていることが原告代理人の尽力によって判明しました。被告主張は、信用性に欠けるものでしたが、判決はそこには目をつぶりました。
 また、指導記録たるものは、当初被告はその都度作成していたと言っていたのですが、原告代理人が立証していったことで、途中から指導記録をまとめて作成したと言い換えており、そこにも重大な疑義があります。

 この5年間で裁判官は複数交代しましたが、最初の担当だった春名裁判長は、それぞれの事案について軽重の判断をしたいということになり、原告、被告と裁判官の3者間で進行協議を提案し、法廷で行われた弁論から移ることになりました。

(2)進行協議期日 合計12回

 進行協議は、2020年10月から約2年にわたって行われました。2021年7月に裁判長が交代し片野裁判長になりました。片野裁判長は、これまで春名裁判長が考えていたことを方向転換し、これだけ長くかかっているので裁判所から判断した事案について審理しそれをもとに証人尋問を行うことを提案しそうすることになりました。
 結果、A4でまとめられた事案に絞って尋問を行うことになりました。

(3)証人尋問及び本人尋問

 2022年9月22日に行われ、当時の管理職2名が出廷しました。当初に被告から出された指導記録に書かれた内容とは違うものが陳述書に書かれていたり管理職の手帳にも書かれていない事案もあったりして信用性に欠けていることがわかりました。

 

3 一審(地裁)は裁判で原告が証明できたこと

 ①2学期以降指導教官を外していたこと
 ②職務実績記録を作成せずに免職処分を下したこと
 ③被告準備書面と証人尋問における管理職2名の証言内容の不一致、管理職2名の手帳に記載されていない事案や相違ある記載もある

4 判決

 裁判所が事案を絞って審理した結果、原告の請求を棄却するということでした。
 私が免職になった理由が、都教委から全く説明がないまま結審し判決を下されました。

5 一審での不可解なことと2審に向けての課題等

 裁判所が提案した事案に絞って審理されており、原告代理人が立証した被告書面のねつ造や被告書面内容や日時と被告証言の相違について、裁判所は何もふれていません。
 もしかしたら、見落としやよく確認をされないで判決を出された可能性もあります。
 控訴審では、再度審理を求めていきたいです。 

以上

~カンパのご協力のお願い~
関心を持ってください!!

 皆さんにお願いがあります。
 地裁の段階で裁判や弁護士費用を自費で180万円以上支払ってきました。
 控訴審でも多額の諸費用がかかります。
 私はこの5年間、アルバイトや非正規で働きながら生活してきました。生活が安定せず苦しい時間を過ごしています。
 裁判が始まってからこれまで、ごく一部の方からのカンパのみで、残念ながら裁判費用に充分なカンパを集めることが出来ませんでした。
 皆さんからのご支援ご協力をお願いしたいです。
 1口1,000円と以前からお願いしてきましたが、控訴費用捻出のため、可能でしたら10口以上のカンパのご協力をお願します。とはいえ、個々のお考えもありますので、お気持ちのカンパを是非よろしくお願いします。

 下記口座へのカンパをお願いいたします。

★ゆうちょ銀行★
 店名 〇一九店
 記号 00160-3
 番号 697156
 口座名 アンサンブリ(免職処分取消請求訴訟を支援する会)

 お振込みをする際にお伝えしたいことがあります。
 振込みの際2つの方法があります。

1)印字された用紙を使わず、現金を振り込む際
 アナウンスで店名(〇一九)を入力するようになり、その場合の口座番号は
 0697156 と入れるようになります。
(0+口座番号697156)

2)印字された用紙から振り込む場合
 口座記号 00160-3
 口座番号 697156
 をご入力しお進みください。

どうぞよろしくお願いいたします。 ふじのまい


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