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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

One for all !  All for one ! (23)

2013年01月14日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ▲ One for all !  All for one ! (23)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

 新年早々、安倍政権の右翼反動内閣むきだしの攻撃が内政・外交一体となって次々と現れてきています。
 資本主義が独占資本(帝国主義)段階になると、「内に抑圧、外に侵略」という性格を露わにします。
 1月11日に財務省が<2012年11月の経常収支は2224億円の赤字、1月以外で初>ということを発表しました。
 その大きな原因は中国や欧州向けの輸出不振による<貿易・サービス収支>の赤字だと述べています。
 しかし、「中国」に関して言うなら、尖閣問題に火をつけた石原前都知事や野田前首相の責任を問う声はマスコミには見られません。
 もっぱら中国批判が展開され、安倍政権の進める「中国包囲網」の構築が当然というような論調が主流です。
 尖閣を巡る動きはさらに深刻化していくでしょう。

 その大きな背景には、日本は2005年以降<所得収支>(海外直接投資や証券投資などによるもの)による黒字の方が<貿易・サービス収支>(2011年は赤字)より多くなっているということが挙げられるのではないでしょうか。
 つまり「商品輸出」より「資本輸出」による利益の方が多くなっているのです。
 それだけ日本は寄生的・消費的な社会になり(生産的ではない社会→人口の生産も減少(少子化))、むしろ海外権益の方が死活問題になりつつあるといえます。
 「資本は国境を持たない」と言いますが、資本は、日本国内の1億2700万人の市場より、世界全体の70億人の市場(商品輸出と資本投下先)の方を重視しつつあるのです。
 当然、国内の産業は空洞化し、貧困・低賃金・失業が常態化するので、国内での不満は高まります。(これは米欧なども同じ)
 だから、<内に抑圧、外に侵略>ということになります。

 安倍政権は<内に抑圧>を徹底するため教育を重視し、特に「愛国心」や「道徳」を強化しようとしています。
 要するに従順な『少国民』の育成です。
 また、<外に侵略>のための教育として「エリート教育」(戦前もあった)に力を入れ、戦前の侵略戦争への反省を否定しようとしています。
 (「心のノート」・「学力テスト」の復活、教科書の近隣条項の見直しなど)

 海外からも日本社会は右傾化の道を歩み始めたと見られています。
 こうした中での私たちの闘いをどのように進めていくか、それが問われる時代になってきました。
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 昨年結成された「日本維新の会」もこの方向をさらに進めようとしている点で安倍政権と競っています。
 その代表・橋下大阪市長の足元の大阪市立桜宮高校で、1月8日、バスケットボール主将の男子生徒が顧問から体罰を受けた後に自殺をするという事件が起きました。
 これに対し、橋下氏は、これは「いじめよりひどい」、「犯罪だ」とし、全市の調査を命じ、あたかも自分は体罰大反対のような態度をとっています。
 しかし、彼が露骨な「体罰容認論者」であったことは明らかです
 彼のそうした姿勢が今回の問題を引き起こした大きな原因になっていると言っても決して過言ではありません。
 また、彼がこの間大阪で進めてきた教育政策(日の丸・君が代強制、有名校進学、特化した学校づくり、教員評価)が体罰教育をも推進させる役割を果たしたことも明らかです。
 顧問はすでに昨年の市教委による聞き取り調査の際にも、「部を強くするために必要だと思う。」体罰を正当化し、<常態化していたか>という問に、「はい」と開き直っていたのです。
 戦前の軍隊教育や学校教育の例をみても明らかなように、「日の丸・君が代強制」と「体罰」とは極めて密接に関連しています。
 それは権威・権力を背景に暴力的に人々を従わせるという点で共通しているからです。
 今回、大阪の高校生はその犠牲になったのです。

 大阪の仲間のみなさん!
 是非、今回の問題をこの間の橋下氏の言動や政策と結びつけて、その本質を大衆的に暴露して下さい。
 そうでなければ、このような悲劇はさらに繰り返されるでしょう。
 原発再稼働ではありませんが、彼らは、ほとぼりが覚めればまた同じことを繰り返したがるのですから。
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 年末に、都教委情報課の不当なFAXにより、都教委包囲首都圏ネットの要請行動が年明けに改めて行われることになったと書きましたが、以下のように設定されることになりました。
  <日時> 1月17日(木) 13時15分~14時15分 
  <場所> 第2庁舎10階 207号室。 
  <集合時間> 13時、1階ロビーで
  <その後> 17時から18時までチラシまき
         場所は1庁と2庁の間の信号の所

 都教委は17日の返事とともに、再び、多少の修正をしたような要請の時程プログラムを送ってきて、「これではどうでしょう」ということだったそうです。
 でも、今度は、「これに沿わなくてもいい」と、事実上の撤回と思えることを並列的に出してきたとのことです。
 不当なことに対しては声を上げれば押し返すこともできるということでしょう。

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 板橋の会が2月2日に高嶋さんをお呼びして集会を予定しています。
  2月2日(土)14:00~16:30
  板橋区立グリーンホール2階 男女平等推進センター内会議室
   東武東上線大山駅から徒歩4分、あるいは、三田線板橋区役所前駅から徒歩5分
  講演「学校をとりもどすために」~今日の教育の問題点~ 高嶋伸欣さん
  現場からの報告として、田中聡史さんの話があります。

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 <集会名>(10・23通達から10年!)『2・3総決起集会』
 <日 時> 2013年2月3日(日) 13:30開会
 <場 所> 杉並区阿佐ヶ谷 産業商工会館
             (JR阿佐ヶ谷駅南口下車5分)
 <内 容> ・今までの闘いを振り返る総括的発言
        ・分限免職をさせない闘いの発言
        ・大阪からの発言 他
 <スローガン>
 (メイン) ・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回!
 (サブ) ・校長による学校運営の独裁をやめさせ、教職員の協力と協同を回復しよう!
      ・教職員の団結で業績評価をとめ、賃金差別を廃止しよう!
      ・非正規雇用拡大反対、雇用差別をやめろ!
      ・貧困による差別に反対し、いじめをなくそう!
      ・競争をあおる学力テストを廃止しよう!
      ・教科書採択は現場の声に従え!
      ・排外主義をあおり、戦争につながる愛国心教育を廃止しよう!
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 この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
 (その後の総選挙結果がどう影響するかも気になりますが)

 なお、「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」では、9月21日の「朝日新聞」でも大きく紹介された≪国旗に一礼しない村長≫(長野県中川村村長・曽我逸郎)さんを迎えて、集会を開くことになりました。
 <日時> 2013年1月26日(土)13:30~
 <場所> 国分寺労政会館 第5会議室


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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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