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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

密室判定許すな!議事録つくれ!「指導力向上支援・判定会議」

2021年09月12日 | こども危機
 ◆ 「大阪市教育委員会関係審議会の適正運営を実現する会」
   要請書提出報告


松田です。
 本日(9月7日)、要請書の「判定会議は、研修対象者の認定、ステップアップ研修の決定、研修により指導力が改善したかどうかの判定(最終的に改善されなかったと認定されれば分限免職)の役割を担い、教員の生死を左右するような重要な審議会です。」を引用して、以下をツイートしました。
 密室判定許すな!議事録つくれ!の声を広げたいと思います。
以下

 ◆ 2019年度 第1回指導力向上支援・判定会議(2020年3月16日)会議要旨
 議事要旨には、「議案第1号、第2号ともに、指導が不適切である教員の認定及びステップアップ研修の決定についての意見聴取を行った。」とありますが…(続く)
 結果は、「両議案ともに、当該教員に対しては、指導が不適切である教員の認定と、校外におけるステップアップ研修の決定が妥当であるという意見があった」だけ。
 そして、「主な発言内容」として、事務局が恣意的にピックアップした、誰が言ったかわからない意見をいくつか載せているだけです。
 大阪市の「教育委員会所管の学校における指導が不適切である教員の研修に関する規則」第6条6項は、「教育委員会は、第1項の規定による認定及び決定をしようとするときは、あらかじめ、第10条の規定による指導力向上支援・判定会議の意見を聴かなければならない」と規定しています。
 そして、第5条9項には、「校長は、第2項又は第6項に基づく書類を教育委員会に提出した後、速やかに当該教員に対して申請書の写しを交付するとともに、指導が不適切である教員に係る申請に対する意見書を…校長を通じ教育委員会に提出することができる旨を通知するものとする」とあります。
 当然、指導が不適切な教員の認定にかかわる「指導力向上支援・判定会議」の場には、認定対象となっている教員の意見書も資料として提出されているはず。
 どんな意見書が出ていて、それに対する判定会議委員の意見はどうだったのか、会議要旨からはまったくわかりません。会議記録の体をなしていません。
 <ある教員の告発より>

 翌年2月、指導が不適切な教員に係る申請をした、と前校長から告げられました。
 その後、直ちに職場集会を開いてくださり、管理職を除く教員のほぼ全員に、この間の経緯と、ステップアップ研修の実態について、周知することができました。
 市教委への、申請をされたことに対する意見書には、指導が不適切な教員とするのはおかしい、との、同僚からの意見文を添付して提出しました。
 しかし、意見は一顧だにされず、市教委嘱託委員の判定会議を経て、たった1枚の通知書により、指導が不適切な教員と認定されました。
 ★ 議事録なしの実態のわからない「指導力向上支援・判定会議」を根拠に、「指導が不適切である教員」認定やステップアップ研修の結果判定・分限免職が行われるようなことがあってはなりません。
 ★ 要請事項『「(指導が不適切である教員の研修に関する)指導力向上支援・判定会議」にかかる議事録を作成していない不適正な扱いを今すぐ改め、議事録を作成してください。』は、大阪市教育委員会が、必ず、すぐに改め、実施しなければならない課題です。

以上


 ◆ 本日(9月6日)午後、「大阪市教育委員会関係審議会の適正運営を実現する会」が、大阪市教委に、『「指導力向上支援・判定会議」の議事録作成を求める要請書』を提出した。
 免職かどうかなど、教員の生死にかかわるような問題を審議する審議会の議事録さえ作らない大阪市教委のでたらめを許さない。
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