５・３ブレヒトの芝居小屋

　＝東京演劇アンサンブル切羽委員会＝
　☆ ２０１０年 憲法集会のお知らせ ☆
　日時　５月３日（月）１３時３０分開場　１４時開演
　場所　ブレヒトの芝居小屋　入場無料
　内容　池田幹子さんの話、劇団員の朗読、ピアノ演奏他

　今年の憲法集会は池田幹子さん（元都立高校音楽教諭）を招いての集会です。
　池田さんとの出会いは、昨年の「コンサート自由の風の歌」（林光 構成・演奏）でした。日の丸・君が代の強制に苦しむ音楽教員を励まし、裁判を応援するコンサートです。
　池田さんは当時、「もの言える自由」裁判を提訴していました。２００５年、前任校の卒業式に招かれ来賓として「おめでとうございます。いろいろな強制のもとであっても、自分で判断し行動できるカを磨いていって下さい。」と祝辞を述べたところ、それが都教委により不規則発言として「指導」の決定がされました。
　池田さんは、表現の自由、思想・良心の自由、教員の教育の自由など憲法上の問題を問いかけましたが、昨年７月２日最高裁で何が不適切だったか明確な答えのないまま、上告棄却決定されました。
　コンサートをきっかけに池田さんの講演を訪れ、池田さんも東京演劇アンサンブルの公演やイベントに足を運んでくれるようになりました。
　生徒への愛情、教師という仕事への情熱が池田さんから伝わってきました。自分が生徒に育まれたこと、何故「君が代」伴奏拒否に至ったかの過程も話してくれ心が動かされました。ぜひ一緒に憲法集会をとお誘いしたところ快く引き受けていただきました。
　私たちは、東京での公演のほかに日本全国の高校生に芝居を届けています。これからの未来をともに作っていく学生たちに芝居を観てもらうことの喜びと緊張の中で仕事をしています。
　その学校現場でどういうことが行われているか知りたいと思っています。歴史的に色々な節目である２０１０年ですが、今年の憲法集会は池田さんのお話を伺うことにしました。
　池田さんは２００５年から２００９年にかけて「君が代」の伴奏命令に従わなかったため、４件の戒告と減給処分をうけており、すでに集団訴訟が始まっています。
　私たち劇団員も池田さんとこの会を準備してゆくなかで再び憲法を見直そうと取り組みを始めています。また池田さんの音楽、私たちの言葉で今一つの作品を企画中です。
　ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思っております。

　東京演劇アンサンブル切羽委員会
　Ｔｅｌ．Ｏ３-３９２０-５２３２　Ｆａｘ．０３・３９２０・４４３３

　ブレヒトの芝居小屋
　西武新宿線・武蔵関駅北ロより徒歩６分／電車高田馬場よリ準急２０分／急行２２分上石神井駅乗り換え１駅／バス＝吉祥寺駅北口より「関町北４丁目」下車３分／大泉学園南ロより吉祥寺行き「関町北４丁目」下車３分