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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「本土平和主義・本土民主主義」に浸り続けた「本土」の我々主権者の責任

2016年05月25日 | 平和憲法
 ◆ 「本土」の我々は日米両政府への抗議と沖縄への謝罪を!
   皆さま     高嶋伸欣です


 原稿執筆の途中ですが、集中できないので、沖縄のことについて書きます。

 1.中谷元・防衛大臣はどの面を下げて沖縄へ行き、葬儀に参列したのでしょうか。
 防げたはずの犯罪を成り行きまかせ、事実上の米軍任せにして、犠牲者を出したことに知らぬふりの鉄面皮か?
 沖縄の人々に謝罪もしないで東京に戻ったのであれば、米国政府と同罪であることを自ら証明したことになる、とさえ気づいていないのだろう。
 2.今からでも遅くはない。安倍首相と中谷大臣は、沖縄へ出かけて直接、犠牲者と家族、そして沖縄県民に謝罪をするべきだ。
 翁長知事の上京に合わせて協議するなどという小手先のことで済まされることではない。
 3.安倍首相は、週末を利用して世界中を動き回ってきた。この週末になぜ自身で沖縄に行こうとしなかったのか。
 事態の深刻さの認識が足りない。自身にとっての「収拾策」としての「一定の効果」も予測できたはずだが、それよりも面子か見栄に拘った小心さのためではないか?
 4.オバマ大統領とその側近たちの方が事態の深刻さを的確に認識していて、ベトナムから日本への移動の途中で、沖縄に降りて謝罪を表明するというサプライズも想定される。広島訪問後ということもありうる。
 5.そうする必要があると、大統領や側近、さらには米国大使館などに認識させる状況を「本土」でも作りたい。
 6.加えて、「本土」社会の一員である我々は、日米両政府が沖縄を「国内植民地」(『高校日本史A』実教出版)にし続けてきたのを黙認し、時には加担してきた責任を改めて自覚せざるを得ない。
 7.「本土平和主義・本土民主主義」に浸り続けたことで、結果的に沖縄の事件を防げなかったことについて、謝罪の意味を込めた態度表明が「本土」の心ある人々からされるかどうか。沖縄の人々は、注目しているように私には思える。
 8.これまでの「本土」の我々主権者の責任の存在を明確にし、謝罪して、我々の中に残っている民族的差別・植民地支配の思想の払拭を図ることで沖縄との共生をめざす。
 そうすることで、これまでの沖縄の犠牲への償いの一部でも果たせるのであればと、今思う。
 9.声明・抗議文などを出すのであれば、我々自身の責任を明確にしたものでなければ、日米両政府にとって想定の範囲内のものでしかない。
 10.沖縄と「本土」の連帯が、今までにないレベルになったとして、日米両政府を震えあがらせるところまでめざしたい。
 「本土」の各階層・各地の活動家たちの決断を心から願っている。

 以上は高嶋の私見です      転載・拡散は自由です

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