★ なぜ?何のため?おかしいことに声を挙げよう!
なかまユニオン学校教職員支部(教職員なかまユニオン)
★ 子どもたちの声
11月、学校掃りの中学生3人グループに聞いてみました。
Q:毎日、「晴れ」や「雨」の「心の天気」を自分のタブレットに入力するんだって?
A1:そう、毎日、朝。
Q:「雷」っていうのもあるんだって?「雷」を入れたらどうなるの?
A2:先生に「何かあった?」って聞かれる。
Q:自分の「心の天気」がどうかってなかなか難しいと思うけど、正直に入れてる?
A3:呼び出されたら面倒だから、「雷」は絶対いれない。
A1:私は基本「くもり」。「くもり」ばかりだと先生がどう思うかと思って、ときどき「晴れ」を入れてる。
Q:誰が見る?「心の天気」を入れる理由を説明された?
A2:担任、学年の先生。校長先生も見ていると思う。
A3:去年、「なぜ、入れなくてはいけないんですか」と聞いたことがあったけど、先性は、何も説明してくれなかった。今年の先生は、みんなが入れないと、僕が怒られると言った。
★ 『「心の天気」入力強制についての質問と要請』を提出
大阪市立の小・中学校で行われている「心の天気」。
今年度、大阪市教委が、
「授業日において、児童・生徒の8割以上が学習者用端末を活用した日数が、年間授業日の50%以上にする」
との目標を各学校の「運営の計画」に入れるよう指示したことで、子どもたちへの強制がひどくなっています。
心の状態を「見える化」して指導にいかすという発想自身が人権に対する無理解を示しており、子ども、教職員の声に学ぶ姿勢があれば、学校現場で実施に移されるはずのないものです。
「子どもといっしょに教育を考える会」から「質問と要請」を提出しました。
「心の天気」入力の強制はできないこと、「心の天気」入力を学習者用端末活用数値に入れるべきでないことを確認し、教職員が子どもたちへの入力指示を拒否できる条件をつくりたいです。
全国学校労働者組合連絡会ニュース『SOME TIME 117号』(2025年1月発行)
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