パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

原子力総合防災訓練のテレビ会議で安倍首相の顔映されず

2018年08月27日 | フクシマ原発震災
 ▼ 原発事故対応訓練で「想定外」事態 (福井新聞)
 関西電力大飯、高浜原発で注水が不能となる事象が発生―。直線で約14キロしか離れていない両原発で同時に事故が起きたとの想定で、福井県おおい町などで8月25日に行われた原子力総合防災訓練
 安倍晋三首相が緊急事態宣言を出し、国や県などをつないだテレビ会議のやりとりは緊迫感に乏しく、シナリオ通りに淡々と進んだ。
 京都府北部を震源とした地震発生後、大飯3号機と高浜4号機で事故が発生したと想定。「原発の事象からして、住民避難が必要となる原災法15条事象になっていくことが否定できない」とし、原子力規制委員会・内閣府原子力事故合同警戒本部が午前10時4分、高浜、大飯それぞれのオフサイトセンター(OFC)を大飯に統合する―とのシナリオで訓練が行われた。
 県の災害対策本部には内閣府からOFC統合の知らせが電話とファクスで伝えられた。県危機対策・防災課は「伝達はスムーズで、特に問題はなかった」とした。
 大飯OFCには関係機関約310人が詰めて対応に当たった。

 現地事故対策連絡会議では「両原発とも事態の進展が予想より1時間早い」「舞鶴若狭自動車道小浜―小浜西間が交通事故で通行止め。高浜、おおい両町の住民は県内避難できない」といったやりとりがあったが、疑問点を尋ねるような場面はなかった。
 県庁では約70人が訓練に参加。本部長の西川一誠知事は官邸とのテレビ会議で、安倍首相らに「不測の事態に備え自衛隊などの最大限の支援をお願いしたい」と求めた。
 別の意味で不測の事態があった。午後2時55分ごろ、緊急事態宣言が官邸と大飯OFC、関係府県市町を結んだテレビ会議で流されたが、宣言する安倍首相の顔が映されることなく終了した。
 大飯OFCで対応に当たった内閣府の担当者は「まさか。想定外です」と顔を青ざめさせた。
『福井新聞社』(2018/08/26)
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/685192
コメント    この記事についてブログを書く
« 処分撤回を求めて(487) | トップ | 住民の命よりも首都機能を守... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フクシマ原発震災」カテゴリの最新記事