パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ある将棋愛好家のこだわり(2)

2010年08月20日 | 平和憲法
 ▼ 再度、将棋連盟に (2009年06月04日)

 続・将棋の話。
 第67期将棋名人戦七番勝負の第5局は、昨日(6月3日)郷田挑戦者が羽生名人を破って、初の名人位に王手をかけた。
 ネットやBSで時折観戦していた私にとって衝撃的な進行だった。
 「ここは、完全に挑戦者優位ですね」「名人が盛り返しましたね」「千日手の手順を嫌って、再び挑戦者優位」と解説がなされるのだが、どうしてそのような形勢観となるのかが分からない。
 そして極めつけ衝撃のラストは、王手も必死も一手隙もないままの名人の投了である。「どちらかと言えば挑戦者優位」の程度は分かる。しかし、投了しなければならないほどの大差があるとは到底了解困難なのだ。激しく王手をかけ合ってこそのシロウト将棋の醍醐味ではないか。こんなレベルの将棋を見せられても、ちっとも参考にはならない。
 ところで、先の将棋連盟への通知に、返答があった
 「普及推進部 支部免状課」からである。たいへん丁寧で、好感の持てる文面であった。
 段位免状での西暦表記を考慮すると言っていただいたことは欣快の至りである。
 会長人事の一点を除けば、日本将棋連盟は健全である。
 以下に、将棋連盟への再度の私信を掲記する。


                          2009年6月4日
 社団法人 日本将棋連盟
 普及推進本部支部免状課
 ○ ○ ○ ○ 様
      東京都文京区本郷5丁目22番12号
           澤  藤  統 一 郎

 先に、段位免状の申請に関して下記2点のお願いを申し上げ、諾否の回答を求めた者です。
 (1) 段位授与の免状から、米長邦雄氏の署名を外していただきたい。
 (2) 免状の日付の表記を、元号ではなく西暦でお願いしたい。

 この不躾なお願いと質問に対して、貴職名でのまことに迅速で丁寧な回答に接しました。その真摯な対応に敬意と謝意を表します。
 将棋愛好者の一人として、会長人事を別とすれば、貴連盟が社会的な良識を堅持されていることを知り、たいへん嬉しく思いました。
 第1点のご回答は、「現会長の署名を外した免状の発行はできない」とのこと。私的な団体の取り決めであれば、ご無理を申し上げるわけにはまいりません。
 第2点については、「日付の表記は、通常は平成ですが、西暦の記入については考慮いたします」とのこと。この点については、心から感謝申し上げます。
 ご回答に接して、米長氏が会長職を辞することを心待ちにし、米長氏の署名のない段位授与免状がいただけるようになった時点で、速やかに段位の申請手続きをして、西暦表記の免状をいただきたいと存じます。その際によろしくお願いします。
 なお、私の毎日新聞紙上段位認定テスト応募は1248回から1257回まで、合計190点です。段位申請手続きが、米長氏退任まで遅延することをご了解ください。
 末筆ながら、(米長氏を除く)貴連盟のますますの発展を祈念申し上げます。
『澤藤統一郎の憲法日記』(2009年06月04日)
http://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/sawafuji/index.cgi?no=175

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