パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

Nさんからの呼びかけ

2005年03月29日 | 日の丸・君が代関連ニュース
この卒業式で、市民ビラ撒きに対して逮捕までもがありました。警察のビラ撒きに対する警備の体制は異常なものがありました。このため弁護団の監視活動が非常に重要になってきていました。この弁護団活動に対して、警察の著しい妨害行動がありました。全て録音されています。
このため、弁護団が次の行動を行います。ご参加していただければたすかります。

3月31日(木)13:30~  竹台高校(森弁護士)の件で、荒川署に抗議申入れ
        15:00~  記者会見(弁護士会館1006B)


皆さんの参加をご期待します

★竹台高校でのビラ撒き行動

 1 到着時

 私は8時50分ころ到着いたしました。荒川署の警察官だと名乗る警官が10人くらいいました(あとで1名増えました)。警察官は写真を撮るもの1名、ビデオ撮影者1名、やたら怒鳴る者3名ほど、統括者らしき者、見守っていて時々怒鳴るもの、メモ取りをしている者3名など各自役割分担しており、組織だっていることがよく分かりました。
 私が到着して、「監視弁護団」の腕章をつけ、監視を始めるやいなや、警察官(四角く目鼻立ちのはっきりした大きな顔で、妨害部隊隊長って感じの人でした。以下「隊長」といいます)がよってきて「監視弁護団ってなんだよ」と言ってきました。
 また、メモ用紙を片手にやたらメモをとる背の低い警察官がやはり近づいてきました(以下「メモ官」といいます)。そして隊長が「先生がきたら校長が話すことになってるから」といって私と一緒に校門内に入ろうとしました。
 「あなた達なんですか。どういう立場できてるんですか。」というと「荒川の警察官だ」といっていました。警察に誘導されて校門内に入るのはイヤでしたので、私は彼らをついてこさせず、ともかく校門内に入り、そこにたっていた学校関係者と思われる人に名乗って「校長先生が私と話をするとおっしゃっていると聞いたのですが」といいました。背後から警察官が「勝手に入っていいのかよ」などと言っているのが聞こえました。
 校長がくるまでの間、警察官がメモを取ったり、とおりの向こうでは写真を撮ったりしているので、「何のメモをとっているんですか」「写真をとるのはプライバシー侵害だからやめてください」と注意をしました。警察官は「なんだよ、関係ねえよ」などと、非常に乱暴な対応でした。
 また、私に対して、「関係者か」とやたら確認しようとしていました。

 2 校長のとんでもない要請

 しばらくすると校長が出てきて、私と校門でお話しました。私は違う場所で、と思いましたが、校門内正門中央で話をしました。時間は2,3分だろうと思います。このときの異常性は、私が校長と対面しているときに、両脇を警察官(隊長とメモ官)が囲み、二人ともやたらメモをとっていたことです。
 その二人だけでなく、後ろにはビデオを撮っている警察官(ビデオ官といいます)までいました。私は、「あなた方は捜査しているのか、それは任意捜査か、やめてください」と言いましたが、「捜査じゃないよ、立ち会ってるだけだよ、聞いてるだけだよ」などといって全くとりあいませんでした。
 校長は「卒業生と保護者にビラをまくのはやめてください」といいました「なぜですか。」と聞いたのですが「理由はありません。お願いしているんです。やめてください。」「表現の自由は憲法で保障されていますから、そういうわけにはまいりませんね。どうしてですか。」としつこく聞きましたが、「理由はありません。やめてください。分かりましたね」と繰り返すだけです。ちょうどICレコーダーを持っていましたので、「録音させていただきますね」といい、録音を始めました。以下、再現。
(校長)「テープに取らないでくださいといいましたね」
(私)「今ビラを撒かないでくれといいましたね。理由はなんですか。」
(校長)「申し上げましたから。わかりましたね。それで終わりですから。よろしいですね」
(私)「あ、いかれるんですか」(校長去る)
ビデオを撮っている者に対して
(私)「今何をとってらっしゃるの?ビデオをとってらっしゃるの?」
(ビデオ官)「いいじゃねえかよー。」
(私)「あなたはどなたですか。あなたはどういう立場の方ですか。なぜ勝手にビデ    オをとってらっしゃるの」
(ビデオ官)「状況だから」
(私)「荒川署の方ですね」
(ビデオ官)「そうそう。校長先生とあなたが・・」
(といいつつにげていく)

 3 校門外でのビラ配り

 その後、しばらく静かになりましたが、威圧行為は続きました。7時30分からビラを配っている人のお話では、警察は7時45分ころやってきて、私が到着するまで、かなり大声でのひどい威嚇行為をしていた、弁護士か到着してからだいぶ静かになったということでした。
 ただ、私が見た範囲でも、警察官のビラ配りに対する妨害行為は「弾圧」と評価してもいいほどのひどいものでした。以下私の目撃事例を紹介します。
 ・ビラまきをしている人に対して「許可もってますか」という。(私が「何の許可ですか。ビラ配りに許可は要りませんよ」といったら、引っ込みました。)
 ・とにかくメモや写真をとって威嚇する。
 ・肘が触れ合程近い位置に立つ。
 ・少し離れてじっとにらみつけ目をそらさず威嚇する。
 ・自転車で通る人にビラを配ると「危険だ、やめなさい」「無理に押し付けるんじゃないですよ」という。わたしが「無理にはしていないでしょう。あの方受け取ろうと手を伸ばしてらしたじゃないですか」というと「あなた弁護士先生なら分かるでしょ。今のいいの、いいのね、ハイ。すごいね。ビラをくばっていいということをいいました」などといいながらメモをとる。

 弁護士の監視行動に対する妨害もありました。
・わたしに「監視弁護団って何だ。威圧してんのか」などと話しかけてくる。わたしが「威圧はしていません。監視をしています。」というと
「何の監視よ」
「違法な弾圧が行われないように監視しています。」
(笑いながら)「弾圧なんかしてねえよ。 弾圧してんのあんたらじゃん。通行の邪魔したりさ。」
「交通の妨害はしていませんよ。」
「道路上でビラ配っていますよ、いいんですか」
「何が悪いんですか、根拠条文を示してください」と言ってもそれには答えない。
「捜査じゃないよ、治安の維持だもん」という。このときはわたしの周りを3人ほどの警察官が取り囲み、矢継ぎ早に上記のようなことを言ってくるのです。そして
「何が監視弁護団だ、(腕章に)何 だこれ」「監視してんのか」と威圧する。
そしてわたしがしている腕章を指で下からはじく。
 そしてわたしに対し、「監視してるなら違法なビラまきを注意しなさいよ、弁護士なら」などという。わたしが「違法な行為は何もない。わたしが監視しているのは違法な言論弾圧であってビラまきではない」というと、
「えー、笑っちゃうよ。」「あなたは警察に敵対しているわけ?そういう意味じゃない」
 「わたしはあなたがたが適法な行為をするのは心から歓迎しますよ。適法に職務をまっとうされるのは歓迎します。あなたがたを妨害するつもりはありません。違法なことがなされると困るから来てるだけです。」等と言う問答がありました。

 4 副校長の要請

 しばらくして副校長がやってきて「正門前でまかれますとね、卒業式が混乱しますので正門前は外して下さい」といってきました。わたしは「敷地じゃありませんよね」といいましたが、「でも校門前ですから」と言っておりました。またさらに「卒業生や保護者にビラを配らないでください」と言ってきました。理由をきくと、「理由はありません。お願いですから。」というだけでした。
 そして、この問答の間も回りを警官が取り囲み、メモをとったり録音テープをまわしたりしているのです。わたしが「なんですか」と警察にいうと「聞いているだけです。聞いてるだけですから」というだけでやめないのでした。(略)

5 その後も続く妨害行為

 ・ビラを撒く人に肌が触れるほど接近し、前から録音テープを差し出す。
 わたしが「何してるんですか」というと「やめてくださいっていってんの」というので、「それはビラまき行為に対する妨害ですね」というと、それには答えず、「学校の前でビラまき、9時30分」などと言いながらメモをとる。わたしがビラまきをしていた人に「違法行為じゃありませんから心配しないで大丈夫ですよ」と励ますと、「(弁護士)先生が違法ではないと」「幇助か」などとつぶやいて威嚇する。さらに、「法律では違法でなくてもさ、校門前でまくなっていってんだから」と言っていました。また「理屈じゃないだろう」「拡声器持ってきてやるぞ、俺は」という警察官もいました。(本当に警察官なのか、疑う発言です)
 ・「危ないじゃないか、今の!!」と怒鳴って威嚇。
 ・卒業式なんだから静かにしてくれというと、「常識的な問題だよ。卒業式なんてかん  けえねんんだよ」と暴言をいう。
 ・普通のビラまきに対して「だめだめ通れないでしょう!」と威嚇して妨害。
 ・「お前ら中核だろ」と挑発する。
 ・校門前で撒くと、「撒くなと学校に言われたでしょう」と威嚇して妨害。
 ・ビラを撒いている人がビラを渡そうとすると、そこに触れるほど接近する。わたしが「何ですか」というと、「何でもないですよ」などと言っていました。
 ・わたしに何の前触れもなく近づいてきて「違法行為を奨励する弁護士」などと言ってくる。「とったから。いつでもあれだぞ、できるぞ」と威嚇。「違法行為の奨励などしておりません」「挑発に乗るつもりはありません」と言い続けました。
 ・「弁護士なんかかんけえねえんだよ」「卒業式なんかかんけえねえんだよ」「表現の   自由なんてかんけえねえんだよ」などという「かんけえねえ発言」が繰り返しありました。
 ・卒業式だから静かにというと「何が卒業式だよ、自分たちがおかしいんだろ、常識的に、こんなビラを配って。当然国旗を掲揚するでしょう。」と驚くべきことをいうので、「あなたも警察の方ですか」と聞くと「そうですよ」と言っていました。

 6 その他

 とにかくたくさんの妨害行為がありすぎて、書ききることができません。全く許しがたい行為です。しかしすべてICレコーダーに取りました。(なおビラまきの方々も冷静に対応してらっしゃいました。むしろ、「卒業式だから小声で」となだめてらっしゃいました。)逮捕者がでなくて本当によかったです。
 妨害にもかかわらず、ビラの受け取りはとてもよかったです。また、通った卒業生と保護者の数は少なく、もしかすると、別の場所から入るよう指導していたのかもしれません。
 あと、警察は、学校に呼ばれて来ているといっていました。

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